ロンドンからミラノに場所を移したファッションウィーク。9月24日には「マックスマーラ」(Max Mara)が、モノクロ調を中心とした2016年春夏コレクションを披露。
同ブランドのクリエイティブディレクター、イアン・グリフィス(Ian Griffiths)の今回のデザインには、星がモチーフのプリントが多く見られた。たとえば、ひとりのモデルさんは、黒白のジャンプスーツに星のプリントをあしらい、腕には鳥をプリントで散りばめた大きなビーチバッグを抱えてランウェイに登場。またスマートなハイウェストのパンツに星のプリントを載せ、合わせのケープジャケットをすっきりした黒のトップの上に載せてシック、という組み合わせも。
イアンは、星の大きさも大小いろいろ駆使して見せた。あるモデルには白のジャンパーに巨大な黒い星、下のフレアパンツにはもっともっと小さい星のプリントで合わせてみる、といった具合だ。これにロングコートを上に羽織らせて、大上の星のプリント同士の対比を楽しみつつ、モノクロのテーマも押していくという調子だ。
もっとも、すべて黒白で星ばかりということなく、灯台がモチーフのプリントを配した白のTシャツに金と白のストライプのミディスカート、あるいは赤と白のストライプの袖の長いマキシドレスで彩りのあるアンサンブルなども見られた。
全体として、ビーチ感に溢れたコレクションといってよく、来年2016年の夏季休暇をカンヌで過ごす滞在者の間では、こういうファッションが多く見られそうだと想像が膨らむものであった。
今回の「マックスマーラ」のショーは、モデルさんのメイクも見ていて楽しかった。眉毛の上を様々な色で彩って遊んでみる以外はナチュラルメイクで押し、ヘアはリーゼント風に後ろにまとめるスタイルを中心に、残りはストレートに髪を下すルックだった。
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