人気歌手のアリシア・キーズ(Alicia Keys, 34)は夫でプロデューサーのスウィズ・ビーズ(Swizz Beatz)との間に長男エジプト(Egypt)君と次男ジェネシス(Genesis)君をもうけている。
しかし最近、母国から逃れようとした難民たちが沿岸で溺れるという悲劇的な映像を目の当たりにしたアリシアは、自身の人生を見つめ直すきっかけを与えられたようだ。小さな子どもたちの母親でもあるアリシアは、世界で今起きていることを自分の子どもたちにも教えることを決めた。そうした気持ちを感動的な詩にまとめ、7日にブログで公開している。
「信じられない。夏が終わり、自分に起きる可能性もあった人生について深く考えている自分がいる」とアリシアは書いている。
「子どもたちが世界のどこかで成長する可能性もあった。毎日、子どもたちをどうやって逃がそうかと考えるような場所で。海辺で子どもがうつ伏せになっていたのは自分だったかもしれない。私たちは悲劇があって初めて、もうたくさんだと声を上げる」
アリシアが言及しているのは、家族でカナダを目指していた3歳のシリア人の男の子が溺れ、その死体がトルコの海岸に流れ着いた報道写真だ。
アリシアは移民が社会にもたらす貢献を理解していて、子どもたちにもそれを知って成長してほしいと思っている。
「私たちは誰もが一生けん命働いている」
とアリシアは続けた。「道を探し、絆を求めている。美しい移民たちの国。レンガ職人がいなければ、大工は壁を作れない。壁はやがて寝室となり、体を横たえる部屋となる」
「そして鉄鋼所がなければ、エンジニアは機械を作ることができないけど、その機械でたくさんの人たちが殺されている。もっと何か行動できたら…」
アリシアは米レイバー・デーだった9月第1月曜日を含む先週末にこの詩をファンに公開した。
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