米女優のシエナ・ミラー(Sienna Miller)は、今年日本でも公開された『アメリカン・スナイパー』に続き米俳優ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)との二度目の共演となった、来月全米公開の『Burnt(原題)』にヒロイン役で出演。
ブラッドリーが演じるのは、アダム・ジョーンズと言う名前の、若くして成功しかけたが現在は人生苦戦中のシェフ。究極の夢である、自分のレストランがミシュランの3つ星評価を得るという夢をかなえるために、シエナ演じるヘレンの協力を仰ぎ立ち直りを期していく。
シエナとブラッドリーが絡むシーンの中には、ふたりが感情を激しくぶつけ合うシーンもあって、そういうシーンでシエナはブラッドリーの演技に圧倒されたという。
「わたしの演じるキャラクターに対して、容赦ない表情で向かってくるのよ。ブラッドリーは、かなり怒っている時は顔から血の気がほんとうに退くのね。うま描写できないけれど、顔色が変わるの!」と、シエナはTotal Filmに対して語っている。
「そういう時は、『うわぁ・・・やばい』と言う感じ。いいえ、怖いと思ったのでなくて、彼はすばらしい俳優だということだから。彼と仕事をするのは大好きだわ。また何度でも共演したい。うまく演技がはまるのだもの」
映画に初めて出演してから15年になるシエナだが、女優としての評価が高くなったのは最近のことだ。『G.I.ジョー』や『スターダスト』などの大型映画にも出演してきたシエナだが、もっと小さい企画であっても、キラリとする映画の方が実はお好みだという。
「ここ数年、ほんとうに素晴らしいひとたちと、お仕事させてもらう機会に恵まれたわ。それで気づいたの、比較的小さな役で目立たなくても素晴らしい映画に出たほうが、くだらない映画で素晴らしい演技をしているよりいいんじゃないかと。むろん、くだらない映画でひどい演技をするのは、なおダメだけれどね」と、シエナは微笑んだ。
「むかしはそうでもなかったのだけれど、監督さんが誰ということに、いまは前よりも俄然注目するようになったわ」
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