GLAM Editorial

2015.08.28(Fri)

ケイトリン・ジェンナー、死亡者も出た交通事故での立件を回避?

ケイトリン・ジェンナー

 リアリティ番組「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」で知られ、性転換プロセスを終えて女性になったケイトリン・ジェンナー(Caitlyn Jenner, 65)が、交通事故で立件される可能性は低くなったと伝えられている。

 元金メダリストで、事故当時はブルース(Bruce)と名乗っていたケイトリンは2月、カリフォルニア州マリブで州道1号線を走行中に4台が絡む事故を起こした。ケイトリンが運転していた車がスピードの出し過ぎで別の車にぶつかったためで、自動車による殺人事件として訴追されるとみられていた。

 しかし芸能情報サイトTMZによると、訴追される可能性は低くなったようだ。

 調査をしているロサンゼルス郡検察は、今回の件は悲惨な事故だと確信しているという。事故をめぐってはロサンゼルス郡保安官事務所によって161ページもの報告書が作成され、綿密な検討が重ねられている。重要なのは、ケイトリンがレクサスに衝突する寸前にブレーキをかけていたという事実だ。レクサスのドライバーは死亡したが、ケイトリンがスピードを落とそうとしたのは、衝突を防ごうとしたことを意味している。

 厳密に言えば、ケイトリンはスピードを十分落とすことができなかったため、自動車による殺人容疑で訴追される可能性はある。しかし刑事訴追は自動的に行われるものではない。今回の事故では同容疑の適用はないとみられているものの、警察は今後の対応を今週中にも決定するといわれている。

 ケイトリンはこの交通事故に関連して2件の訴訟を起こされている。5月には死亡したキム・ハウ(Kim Howe, 69)さんの遺族に不法死で訴えられたほか、6月には被害者の1人ジェシカ・スタインドーフ(Jessica Steindorff)からも訴訟を起こされている。

 ケイトリンは事故直後、声明で深い後悔の念を明らかにしている。

 「心からの深い哀悼の意を、遺族と愛する人たち、そしてこの悲惨な事故に関わり、負傷した方々へ送ります」とケイトリンは米エンターテイメント情報番組「Access Hollywood」にブルース名義で寄せた声明で語っている。「心が引き裂かれるような悲劇であり、今、遺族の方々が経験していることを想像できると言うつもりはありません。彼らのために祈りを捧げています。どんな形でも協力していくつもりです」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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