『それでも夜は明ける』でアカデミー賞(R)助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong'o, 32)が9月、ニューヨークのブロードウェイで初舞台に挑む。
ルピタは『それでも夜は明ける』でパッツィーを演じて高い評価を受けた。女優で劇作家のダナイ・グリラ(Danai Gurira)が2010年に発表した戯曲「Eclipsed」でオフ・ブロードウェイの舞台に立つ。
「ダナイ・グリラは『Ripped From the Headlines』というすばらしい戯曲を書いており、植民地独立後のアフリカで起きた恐ろしい紛争を、_鋭い視線と深い哀れみで描いている」と上演するパブリックシアターのオスカー・ユースティス(Oskar Eustis)芸術監督が米Entertainment Weekly誌に寄せた声明で語っている。「女性の視点から描かれた、女性によって終わりがもたらされたリベリア内戦の物語である『Eclipsed』は、悲痛であると同時に、深く人生を肯定するものだ。すばらしい役者であるルピタ・ニョンゴを、この重要な演劇でパブリックに迎えることができるのは大きな喜びだ」
「Eclipsed」はリベリア内戦を舞台とし、反乱軍の将校1人と結婚させられた女性グループの物語を描いている。新しい女性が連れてこられたため、彼女たちの生活にさらなる混乱が生じるというストーリーだ。
パブリックシアターはこれまでに有名俳優が出演する舞台を手がけており、今年はアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)主演の「Grounded」を上演した。
ルピタは舞台の準備に集中することが確実で、プレビュー公演は9月29日にスタートし、10月14日に初日を迎えた後、11月8日に最終日となる。
銀幕から舞台に出演するというのはルピタにとって新しい経験だが、映画女優としてのキャリアも順調だ。最新作の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月に公開される。
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