スーパーモデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss, 22)が高級ブランド、ダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg, DvF)の新キャンペーンに抜擢された。
カーリーはDvFの秋の新作広告の顔を務める。有名ファッションカメラマンのピーター・リンドバーグ(Peter Lindbergh)が制作したショートフィルムには「スパイ」として登場。正面にポーチ部分があり、違った雰囲気を楽しめる新アクセサリー、「DvF シークレット・エージェント」バッグを持ち、昼と夜とで別の顔を見せている。
「撮影はすごく楽しかったわ」とカーリーはファッション業界紙「WWD」で語った。「まるでボンドガールになった気分。これを演技と言えるかどうかは分からないけど、もしそうだとしたら、次のジェームズ・ボンド映画の監督に送るかも」
しかし新キャンペーンはバッグだけがメインではなく、カーリーはDvFの来シーズンのファッションをいくつも披露している。あるスチール写真では、カーリーはネイビーとブルーの水玉模様のドレスにスリムなバーガンディのベルトを合わせてサングラスをかけ、カメラマンたちに囲まれてポーズを取っている。
カーリーは人気下着ブランド、ヴィクトリア・シークレット(Victoria’s Secret)の「エンジェル」と呼ばれる広告塔として活躍していたが、大学進学のために辞めている。また、公式YouTubeチャンネルを開設したり、「コーディング」というプログラム技術を学ぶコースの奨学金を立ち上げたりしているほか、世界各地のファッションショーに参加することも続けるなど、多忙な日々が続いている。さらにケイト・スペード(Kate Spade)やヴェルサーチ(Versace)、ロレアル(L'Oréal)といったブランドの秋の新作広告にも登場しており、業界人の多くは彼女が末永く活動することを信じて疑わない。
その1人がDvFの広告を手がけた「Laird + Partners」のトレイ・レアード(Trey Laird)CEOだ。
「彼女は今、まさに輝いている。すばらしいモデルだが、それ以上にすばらしい人物で、コラボでもスマートに仕事ができる」とトレイは絶賛した。
しかしだからといってカーリーが調子に乗ることはない。10年後の自分について質問された彼女は、幸せで、ファッション業界で仕事を続けていられたらとだけ答えた。本当に刺激を受けるのはこの業界しかないからだと話している。
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