GLAM Editorial

2015.07.31(Fri)

マックルモア、睡眠薬中毒の再発を振り返る

マックルモア

 ヒップホップデュオ、マックルモア&ライアン・ルイス(Macklemore & Ryan Lewis)として活動し、2014年は『スリフト・ショップ』の大ヒットが記憶に新しいマックルモアは、アルバム『THE HEIST』でグラミー賞の最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した。しかし新曲制作のため地元シアトルに戻ったマックルモアは、回復中の中毒が再発したことを告白した。

 「しばらくは持ちこたえていた。でもやがて、12段階のミーティングに行くのをやめていた。燃え尽き、重いストレスで苦しんでいた。オレたちは眠ることもできなかった。毎日ライブをやり、全米をジグザグで駆けめぐっていた」とマックルモアは米Complex誌に説明している。「メディアについて言えば、オレは自分で確かめることのなかった箱に自分を閉じ込めていた。プレッシャーと名声、それが全てだった。ありきたりのことだが、外を出歩けなくなったこと、プライバシーを失ったこと、TV出演を次から次へと重ねたこと、そして批判、つながりを失ったこと、人との出会いがなくなったこと…そのすべてが一つになり、オレは逃げ出したくなった」

 現在32歳のマックルモアはライアンと共に音楽活動を続けている。フィアンセのトリシア・デイヴィス(Tricia Davis)が靴の中に隠した睡眠薬を見つけた時も、マックルモアは悪癖を断ち切ることができなかった。

 「例えば月曜日には手を出さない。オーケー。じゃあ火曜日はどうか。手を出さない…いや、どうでもいい。週末まではやってしまえ、となる。そして日曜日になると、もうおしまいだ、でもこのマリファナの1袋だけ…」とマックルモアは自分の弱さと駆け引きをした時のことを振り返り、自分の行動を「卑劣」で「ウソつき」だと話した。

 しかしトリシアが第1子を妊娠したことが分かると、マックルモアはようやく人生を立て直す決意を固めたという。

 「今年は成長しようと努力してきた。トリシアが妊娠していると聞いてからは、『今すぐ成長しなきゃダメだ』と思うようになった。薬に手を出さないでいることは、オレにとって必要な警告だったんだ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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