米俳優のサミュエル・L・ジャクソン(Samuel L. Jackson, 66)は自らを「クール」だとは思えないという。
サミュエルは数々の映画でヒーローを演じ、『アベンジャーズ』や他のマーベル・ヒーローズ作品にも出演しファンに強い印象を与えてきた。
ハリウッドを代表する存在と言っても過言ではないサミュエルだが、それは映画の中での描写に過ぎないという。
「私が演じたキャラクターの印象が強いんだ」と独Bild紙にサミュエルは語った。
「本当は毎日実につまらない生活を送っている。家では何もせずに読書するか映画を観ている。酒も飲まないし、タバコも吸わない。自分をクールだとはとても思えないね」
サミュエルほどの年齢になれば多くの人は引退を考えるものだが、彼には役者を辞める気配はまるでない。来年公開予定の映画を5本抱え、いつも仕事への意欲に駆り立てられている。
「他の芸術家と一緒さ。画家は朝起きたら絵を描く。作家は目が覚めたら書く。私は朝起きたら演じるんだ」と説明したサミュエル。「ありがたいことさ。役者を始めてから、演じる機会に恵まれてきた。舞台の上だけでなく、オーディションやリハーサルなど様々な場所でね。芸術家は情熱を持っているから芸術家なんだ。私は自分の仕事に情熱を注いでいる」
1980年にラターニャ(LaTanya)と結婚したサミュエルは、私生活でも充実した人生を送っている。幸運なことに周囲の人々が彼の仕事を理解してくれている。
「妻は女優で娘もTVプロデューサーだから、この仕事に何が必要なのか家族はわかってくれている」と語ったサミュエル。「例えば、長期間家に帰ってこれないこともあるが、妻とは大学時代からの付き合いなので、そんな生活に慣れているんだ。そういう意味では、上手く行っているんだよ」
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