俳優のブライアン・クランストン（Bryan Cranston, 59）は、「歌もダンスもできない」からといって、ブロードウェイの舞台に立つ夢をあきらめるつもりはないようだ。
ブライアンは米AMCが放送した犯罪ドラマ「ブレイキング・バッド」で最も良く知られている。しかし7日に開催されたトニー賞授賞式でレッドカーペットに登場したブライアンは、ブロードウェイミュージカルに出演したい気持ちを力説した。
「初めて観たブロードウェイのショーは70年代後半で、『ヘアー』だった。信じられないものを見た気分だった。人々が裸でステージに立っているんだ。『大変だ、何を観に来たんだろう？』と思ったよ」とブライアンは英The Guardian紙オンライン版で語っている。「それ以来、ミュージカルに出たいという気持ちがつのり、歌もダンスもできないのに、できるフリをしていた時期もあった」
「できると信じたい。『Finding Neverland』と一緒で、信じないと始まらない。だからいつか、私がブロードウェイでミュージカルに出る日が来る」
ブライアンは昨年、リンドン・B・ジョンソン（Lyndon B. Johnson）米元大統領を描く「All the Way」でジョンソンを演じ、トニー賞で最優秀男優賞を授賞した。今年の受賞式には、「glee/グリー 踊る♪合唱部!?」で知られる俳優のマシュー・モリソン（Matthew Morrison）と「そりゃないぜ!? フレイジャー」などに出演しているコメディ俳優ケルシー・グラマー（Kelsey Grammer）が出演する「Finding Neverland」のプロデューサーとして出席した。同作について質問されたブライアンは、「とにかくとてもステキなストーリーだよ」と笑顔で答えた。
同作はマサチューセッツ州ケンブリッジにあるアメリカン・レパートリー・シアターで好評を博し、3月からブロードウェイで上演されている。原作は2004年に公開され、ジョニー・デップ（Johnny Depp）がピーター・パンの原作者として知られる劇作家ジェームズ・M・バリー（James M. Barrie）を演じ、ケイト・ウィンスレット（Kate Winslet）やダスティン・ホフマン（Dustin Hoffman）も出演した『ネバーランド』を原作としている。
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