
米人気歌手のシェリル・クロウ(Sheryl Crow, 53)が、国際NGO「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」と協力し、古いジーンズで家を建てる活動に参加している。
シェリルは600人のボランティアと一緒に、2005年にハリケーン「カトリーナ」で被災したニューオリンズで10軒の家を建てている。
この「ビルド・ア・ソン」プロジェクトはコットン・インコーポレイテッド社のデニムリサイクリング計画「ブルージーンズ・ゴー・グリーン」により提供された使い古されたジーンズを家屋の断熱材に再利用するもので、シェリルはこのチームの一員になったことに興奮している。
「ニューオリンズとは長い付き合いがある。セカンドアルバムはここでレコーディングした。ハリケーン・カトリーナで被災してからこの10年で街が再建されているのを見ると、いろんな思いが込み上げてくる」とシェリルは米People誌に語っている。「それに私は、環境保護の熱烈な支持者でもある。実際にジーンズのブランドも手がけているので、こうしたアイディアのすべてが融合する形で関わるのは、とても簡単なことなの」
シェリルは2008年、デニムブランド「ブートヒール・トレーディング・カンパニー」を立ち上げた。グラミー賞を9度も受賞しているトップクラスのミュージシャンでもある彼女は、古いデニムをブルージーンズ・ゴー・グリーンに寄付し、活動に参加するよう呼びかけている。
「誰でも大きくなって履けなくなったジーンズ、小さくなって入らなくなったジーンズ、時代遅れになったジーンズを持っている。それを処分する良い理由だわ」とシェリルが指摘した。「良き隣人となって、お互いを助け合うのはすばらしいことよ」
シェリルは以前、ブートヒールを通じてデニム服を提供するのを決めた理由を語ったことがある。
「デニムは最近、すごく高価になった。地元の友だちは、1本のジーンズに250ドル(約3万円)も払いたくないと言っていたわ」とシェリルは7年前、同誌で明かした。「友だちに中価格帯の店に行って、100ドル以下でクールなジーンズを買ってほしいと思った」
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