人気歌手のデミ・ロヴァート(Demi Lovato, 22)が、新しいメンタルヘルス啓発キャンペーンに参加し、問題から目を背けないでと呼びかけている。
これまでに摂食障害やうつ、自傷癖で苦しみ、リハビリ治療を受けてきたデミは、隠すことなく自身の問題を語ってきた。
デミは今回、5つのメンタルヘルス団体とタッグを組み、「Be Vocal: Speak Up for Mental Health」と銘打ったキャンペーンに参加している。
「(この問題は)私にとってすごく大事。何年も前から双極性障害で苦しんでいるからよ」とデミは米People誌で語っている。「父も統合失調症と双極性障害を患って、治療へのアクセスが不足していたために、とても不幸な人生を生きるのを見てきたわ。だからこれは、自分にとっても個人的な問題。人々は精神疾患のことをもっとよく知る必要があるし、悪いイメージを取り除く必要があるわ」
残念ながらデミは父パトリック(Patrick)を2013年に亡くしている。
デミは2010年に双極性障害と診断され、リハビリ治療を受けた。苦しい時期を乗り越えるのを恋人で俳優のウィルマー・バルデラマ(Wilmer Valderrama)に助けてもらったという彼女は、同様の問題を抱える人たちに医者や友人、家族らに正直に話すように呼びかけている。
「それは、行動を起こしているそれぞれのコミュニティにはっきり主張するということでもあるわ。国会に手紙を書いて、この問題がどれほど自分や人生に影響を与えているのかを伝えたり、自分のコミュニティにおけるメンタルヘルスケアを改善してほしいと訴えたりすることが大切なの」
「手助けする方法はたくさんある。国として1つにまとまって、問題に向き合ったり、この問題の解決に行動を起こしたりしなくてはならない。なぜなら伝染病のように広まっているから」とデミは力説した。
さらにデミは、ツアー中はファンや問題を告白した人々から大いに助けられたとも明かした。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。