女優のナタリー・ポートマン(Natalie Portman, 33)は、初めてハーバード大学の門をくぐったとき、「おバカな女優」のレッテルを返上する決意に燃えていた。
ナタリーは1999年から2003年までハーバード大で学び、心理学の学位を取得した。27日に開かれた「カレッジ・クラス・デイ」セレモニーで基調講演を行い、当時を振り返った。
「1999年に1年生としてやって来たとき、この大学の一員になれるほど賢くないと思い、何かの間違いだと感じていました」とナタリーは語りかけた。「『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の公開直後にハーバードに来たとき、有名人だから入学させてもらっただけで、厳しい試験をくぐり抜けたわけではないと思われているのではと不安でした」
ナタリーは夫でダンサーのベンジャミン・ミルピエ(Benjamin Millepied)との間にアレフ(Aleph, 3)君をもうけている。しかし今回のスピーチでは、今は幸せな家庭があるとはいえ、ハーバード時代にはつらい時期もあったと認めた。
「ここですごした時期を美化するのは簡単ですが、つらい時期もありました」とナタリーは続けた。「19歳で、初めての失恋を経験したり、うつの副作用があるために販売中止となった避妊薬をのんだりしたことも…」
ハーバードに入学する前、ナタリーは女優としての夢が「どうでもいい」と感じていたという。しかし学位を取得して卒業すると、自分の才能を発揮できる場所に気づいたようだ。
「現場に戻って、もっと映画に出たいという自分の気持ちに気づきました」とナタリー。「理由を取り戻したんです」
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