GLAM Editorial

2015.05.22(Fri)

ジャイルズ・ディーコン、セレブに自分の服を着てもらうのは最高の宣伝!

ジャイルズ・ディーコン

英ファッションデザイナーのジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon)は、その大胆かつ遊び心溢れたデザインが評価され、これまでに「ブリティッシュ・ファッション・アワード」の新人デザイナー賞デザイナー・オブ・ザ・イヤーを授賞している。

ジャイルズの手がけたデザインはレッドカーペットの常連になっており、ドレスを仕立ててもらうために有名クライアントたちが世界を半周してまで彼の元にやってくるのもごく当たり前のことになっている。ジャイルズ本人によれば、彼のブランドの売り上げの1/3から1/4は、現在そういう仕立てのドレスが占めているという。

「レディ・トゥ・ウェアの服と相乗効果がとてもあって、うれしいよ。ぼくのドレスにはそれぞれ個性と独特のセンスがあって、ぼくのものだとすぐ分かる、引き立つものがあるんだ」と、ジャイルズは英The Guardian紙に対して語っている。

「セレブに自分の服を着てもらうのは、最強の宣伝だと思うよ」

開催中のカンヌ映画祭でも、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)が出演映画『Carol(原題)』のプレミア試写で着ることを選んだのはジャイルズがデザインしたグレーが基調のストラップレスドレスで、床までの長さがあるラッフルスカート部分にはグレーの下から鮮やかな色がちらちら浮かび上がるゴージャスなピースだった。ジャイルズは、この日のためにケイトが自分の服を選んでくれたことに大喜び。

「すごく光栄なことだよ。家にいて、ソーシャルメディアでどういう反応があるか、そわそわしてしまったね。こういうものは蓋を開けてみないと分からないのだけれど、みなさんの反響がとても素晴らしいものでよかった」

ケイトにデザインした服を、ジャイルズは「デジタル的なテューダー王朝風なコラージュ」と形容。

「大手ファッショングループの傘下にない、ぼくのような英国の独立系のデザイナーを選んでくれて、ケイトは素晴らしいよ」と、ジャイルズ。

「彼女なら何でも選ぶことが出来たのに、その中でぼくを選んでくれた。こんなにうれしいとことはないよ!」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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