ラップ歌手のリル・ウェイン(Lil Wayne, 32)が、バスの運転手を殺すと脅迫したと報じられている。
リルは最近、立て続けに法的トラブルを起こしており、1月には自ら設立したレコードレーベル、キャッシュ・マネーに対し数百万ドルの巨額訴訟を起こした。
芸能情報サイトTMZによると、リルは2014年のサマーコンサートツアーで移動バスのドライバーとして雇ったマーク・ジョーンズ(Mark Jones)に民事訴訟を起こされたという。
マークはリルから「ピストルで叩かれ、『ぶっ倒してやる』と脅され、さらに殺すことで解雇してやる」と脅迫されたと主張しているようだ。
TMZが入手した法的文書によると、マークはリルたち一行がニューヨークでのライブに向かう途中、午後11時30分頃にガソリンスタンドで給油するためバスを停めた。しかし原告側の主張では、リルは移動スケジュールが中断したことに激高したという。
「ウェインは激怒して怒鳴り出し、ドライバーは怖くなって給油せずに運転を続けた」と同サイトは伝えている。
マークはリルが「銃を取り出して自分に向かって」きて、「至近距離で撃鉄を起こした」ことで命の危険を感じ、運転を続けたと主張。不法監禁、精神的苦痛、暴行を理由にリルに対する訴えを起こしたようだ。
リルが現在直面している法的トラブルはこれだけではなく、キャッシュ・マネーとの訴訟も継続中だ。
リルは最近、同レーベルからリリースした直近のアルバム2枚で得たお金が自分には入っていないという主張を取り下げたと報じられた。しかしリルの弁護士は今月、訴訟は現在も続いていることを事実として認めた。
「4月6日までに返答する猶予を与えていた」とロン・スウィーニー(Ron Sweeney)弁護士は米Rolling Stone誌で語っている。「(キャッシュ・マネーは)反論すると主張した。現時点では時間と金のムダであるため、(ニューヨーク州での)訴訟を取り下げ、ウェインと(自身のレーベルである)ヤング・マネーがニューオリンズで再び提訴することに全員が同意した」
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