GLAM Editorial

2015.04.16(Thu)

両乳房の切除手術を受けたトム・ハンクスの妻リタ・ウィルソン、早期検診の重要性を訴える

リタ・ウィルソン

 俳優のトム・ハンクス(Tom Hanks)の妻で女優のリタ・ウィルソン(Rita Wilson, 58)が、乳がんと診断され、両乳房の切除手術を受けていたことが分かった。

 リタが14日、声明で明かした。両乳房の切除に加え、再建手術も受けたようだ。

 「わたしは個人的な健康問題のため、(ブロードウェイ)舞台『フィッシュ・イン・ザ・ダーク』を休んでいました。先週、夫に付き添われ、そして家族と親友に支えられ、侵襲性小葉がんの診断を受けたわたしは、乳がんの予防で両乳房の切除手術と再建手術を受けました」とリタは米People誌に寄せた声明でコメントした。「今は回復中で、そして最も大切なことに、完全な回復をするとみられています。その理由は、ごく初期に分かったこと、すばらしい医師がいること、そしてセカンドオピニオンを得ることができたからです」

 リタには長年、上皮内小葉がんの基礎症状があり、毎年マンモグラフィーと胸部MRI検査で観察してきた。先日、2度にわたる外科生検で多形上皮内がん腫が発見されたが、がんの兆候は見つからなかった。

 しかし友人の1人がセカンドオピニオンを得るように助言した結果、がんが見つかったという。

 「みなさんと共有することで、セカンドオピニオンが健康に重要であることを知ってもらいたいのです」とリタは続けた。「もし2つの意見が良い意味で合致すれば失うものはないですし、見落としていたものが見つかったならば得るものは大きく、そしてそれはしばしば起こるのです。早期検診こそ大事です」

 『めぐり逢えたら』や『プリティ・ブライド』、『恋するベーカリー』などに出演してきたリタは、この困難な時期にしっかり支えてくれた26年来の夫に感謝の気持ちを伝えた。

 「愛情にあふれ、支えてくれる夫と家族、友人、そして医師のみなさんがいてくれること、そして乳がんと再建手術の現場における先端技術の恩恵を受けられたことを、とてもありがたく感じています」とリタは続けた。「日々良くなっていますし、改めて手に入れた健康を楽しみにしています」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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