女優のエミリア・クラーク(Emilia Clarke, 28)は、人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で扮するデナーリス・ターガリエンが死ぬときは爆死してほしいと思っている。
「ゲーム・オブ・スローンズ」は現在シーズン5が放映中。ドラマではショッキングな展開を見せることも珍しくなく、とりわけ「レッド・ウェディング」は最も記憶に残るエピソードの一つだ。
幸いエミリアは、ストーリーがどれほど予期せぬ展開になっても問題はないという。それがゾッとするようなものであればなおさらだ。
「キャラクターの人気を高めておいて殺すのがこのドラマの本質なの」とエミリアは独Bild誌とのインタビューで不敵な笑みを浮かべた。「安全なキャラクターは誰もいない。でも、もしデナーリスが死ななくちゃいけないなら、一つだけリクエストがあるの。正しい形でやってほしい! できれば爆死したいくらい」
「ゲーム・オブ・スローンズ」が有名なのはその暴力的な内容だけではなく、セックスとヌードシーンも多い。そうしたきわどい描写に尻込みする向きも多いが、エミリアは誇りに思っているという。
「1シリーズだけでこんなにおっぱいがたくさん見えることを考えると、かなりショッキングね」とエミリアは笑った。「でもそれこそ『ゲーム・オブ・スローンズ』なの。他の作品が恐れるものを与えているわ」
「主義を押しつけようとしているわけじゃない。わたしたちが創り上げた世界に、そうした部分があるというだけのこと。このストーリーは中世を舞台にしている。支配がテーマだし、セックスはたくさんの支配をはらんでいる」
デナーリスは幼くして政略結婚させられるが、ドラゴンの母、軍勢の女王、そして奴隷の解放者へと成長していく。彼女を模範的な存在、そしてとても強い女性のお手本として見る向きも多い。
「それはこの仕事ですごくやりがいを感じる部分だわ」とエミリアはつけ加えた。「他の人の人生を強くしている実感がある_。それも誇りと喜びのある形で。デナーリスは強烈な個性を輝かせることを恐れないでと女性に教えているわ」
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