GLAM Editorial

2015.04.16(Thu)

「バルマン」のオリヴィエ・ルステン、女性は強く、そして自分自身に自信を持ってもらいたい!

オリヴィエ・ルステン

仏デザイナーのオリヴィエ・ルステン(Olivier Rousteing、29)は、若干25歳の時に「バルマン」(Balmain)のメインデザイナーに抜擢された。それから4年、ファッション業界のビッグネームに定着したオリヴィエは、自分の成功の原因は育った環境と何事も恐れない姿勢のおかげだと感じているようだ。

「ぼくはまず、強い女性というものの信奉者なんだよ。それに、グラマラスなもの、ステキなものが大好き。それはすぐに見て取れるよね」と、オリヴィエはInStyle.comに対して語っている。

「多様性というものを、ぼくは愛している。ぼく自身、様々な民族の血を受け継いでいるんだ。ぼくは、孤児院暮らしから白人の両親の養子となって、フランスの瀟洒なマンションで育った。そういった様々な要素を、ぼくは自分のファッションと、モデルたちを装う時に持ちこんでいるのさ。何も怖いものはないと思えるから、自分の素地が自分に力を感じさせてくれる源になっているよ」

オリヴィエがコラボしてきたセレブの中には、「バルマン」の最新広告キャンペーンの顔を務めているキム・カーダシアン(Kim Kardashian)とカニエ・ウェスト(Kanye West)夫妻や、女優のシェイリーン・ウッドリー(Shailene Woodley)などがいる。特にキムは、女性が自分自身のセクシャリティを肯定すべきというオリヴィエの信念を表現するのに最適な女性だったとオリヴィエは言う。

「セクシーな服を着ることは、女性に自信を感じさせるけれど、それは結局のところ、服だけでなく態度と心持ちの問題にもなるんだよ」と、オリヴィエはつけ加えた。

「すべての女性に、体型や出自に関わらず、自分自身に自信を感じながらバルマンを着てほしい。バルマンの服は、自分に自信を持って着ないと、服に着られている感じになって少し滑稽になってしまうからね」

「バルマン」のためにデザインする時には、同ブランド創設者ピエール・バルマン(Pierre Balmain)の仕事を常に念頭に置くというオリヴィエだが、同時に目を未来に向けて、ブランドコレクションを新鮮でワクワクするものにすることにも、もちろん力を入れている。

「新しい世代に耳を向けることが、ぼくの視点なんだ。ぼくは、ポップカルチャーや、いま現に世界で起こっていることにすごく関心がある」と、オリヴィエ。

「1970年代であれ1950年代であれ、その時トレンディだったある時代にいつまでも執着することはない。セレブがバルマンを愛してくれるのは、ルックがいつも新鮮で、着ていて若々しい感じになれるから。そういうバルマンの世界に、自分も加わりたくなってもらえるからなのだと思う」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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