米人気TVシリーズ「マッドメン」などで知られる女優のジャニュアリー・ジョーンズ(January Jones, 37)が、子どもを作るのは免許制にすべきだという奇抜なアイディアを披露した。
ジャニュアリーは息子ザンダー(Xander, 3)君をもうけているが、父親が誰なのかは明かしていない。「マッドメン」で演じるベティ・フランシスも母親だが、家庭生活には合わないキャラクターだ。
「母親になるべきではない人たちも大勢いる。わたしは良い母親だから除外するけど、子どもを産むのは免許制にすべきだわ」とジャニュアリーは英Grazia誌で語った。「当時(60年代)は自分がまだ子どもなのに出産するのが当たり前だった。子どもができると人生があらゆる面で変わるものだし、ベティが母親になるほど無私なタイプだったとは思えない。負けず嫌いで感情的に未熟だけど、だんだん良くなってきている。彼女は挑戦しているし、それは良いことだと思う」
8年間にわたって大人気を誇る「マッドメン」は近くフィナーレを迎える。60年代のニューヨークを背景に、広告代理店を舞台とした同作は、ジョン・ハム(Jon Hamm)やクリスティナ・ヘンドリックス(Christina Hendricks)、エリザベス・モス(Elisabeth Moss)らキャスト陣を一躍スターの座に押し上げた。現在はシーズン7が放映中で、5月に最終話が放映される。
「今までで一番長い作品だから、とても感情的になったわ。セリフを言えるようになるまで、何度もテイクを台無しにしたものよ。まるで知り合いが死ぬような感じすらしたわ」とジャニュアリーは認めた。
ベティの元夫ドン・ドレイパーを演じるジョンも、同じ気持ちを共有している。
「僕にとって、とてもつらい痛みのない終わり方はない。この10年間、役者としての人生でずっと一緒にすごしてきた仲間たちなんだ。だからつらい気持ちがないと言ったらウソになる。それにドラマが最後まで放映されるのは嬉しいし、今後の展開は分からないフリをしたり、ロボットやゾンビが出るとウソをついたりする必要もない。でも、もう二度と経験できなくなるわけだから、いつまでも引きずっていくことになるよ」とジョンはため息をついた。
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