ニッケルバック(Nickelback)のフロントマン、チャド・クルーガー(Chad Kroeger)は、妻でカナダ出身の歌姫アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne, 30)がライム病での闘病生活を告白したことで、これ以上健康に関する質問に付きまとわれずに済むと安堵している。
アヴリルは今月、昨年にライム病にかかっていたことを明かし、数ヶ月間寝たきりになり、コンサートをキャンセルしていた理由を説明した。
その間、2013年7月に結婚したチャドはファンから妻の健康状態について質問攻めにあっていた。しかしすべてが明らかになったことで、世間の理解が深まったとチャドは感謝しているようだ。
「妻がカミングアウトしてくれて良かったよ。もう隠れなくて済む。『奥さんはどうしたの、何があったの』とみんなに聞かれていたからね。『ああ、大丈夫だよ』としか言えなかったんだ」とチャドは豪KIIS FMのラジオ番組「Kyle & Jackie O」で説明した。「『これでもう話せる』と思ったよ」
チャドがインタビューを受ける際、病気に触れないでほしいと頼んだのはアヴリルのほうだった。健康状態について質問されても答えないでほしいとせがんでいたという。
幸い、アヴリルは回復に向かっており、チャドは状況が「良くなっている」とつけ加えた。
アヴリルは米People誌とのインタビューで、なぜ長期間、人前に姿を見せなかったのかを語っている。昨年の春にダニにかまれたことでライム病に感染したとみられ、9月にラスベガスで誕生日のお祝いをしていたときに何かがおかしいと感じたという。
「ほとんど食べ物を口にできなくて、プールに行ってもすぐに戻ってベッドで横になっていたの。友だちが『どうかしたの?』と聞いてきたけど、自分でも分からなかった」とアヴリルは語っている。
「虫にかまれてこんなことになるなんて知らなかった。5ヶ月はベッドで寝たきりだった」
「息もできないくらいで、話すことも動くこともできなかった。このまま死ぬんだと思っていたわ」
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