英国ウィリアム王子妃のケンブリッジ公爵夫人キャサリンもご愛用のシューズデザイナーとして、じわじわ注目度が高まっているペネロペ・シルヴァース(Penelope Chilvers)。
「ロック界の方から王室まで、自分たちのブランドのファンは幅広く、多くの世代の方に愛されてくださっています」と、ペネロペはVogue.co.ukに対して語っている。
「アレクサ・チャン(Alexa Chung)には、もう何年もわたしのデザインした靴を愛用して貰っていて、ロンドンのファッションウィークなどで、最前列に座る彼女がわたしのベルベットのスリッパーを履いている姿をよく見かけることが出来ますよ。他にも、キャサリン妃、リアーナ(Rihanna)、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)などが、わたしたちのシューズのファンでいてくれます」
「みなさん、すべて知性ある活動的な女性です。道を颯爽と闊歩して行く女性や、空港のセキュリティチェックで並んでいる女性が、わたしのデザインした靴を履いているのを見かけると、わたしはいまでも嬉しい気持ちになります。わたしも空港で過ごす時間が多いんですよ」
かつてはスペインのバルセロナ市でインテリアーデザイナーをしていたことのあるペネロペ。自分の欲しい乗馬ブーツを探しているうちに、自分にフットウェアの才能があることに気づき自らデザインを手がけるようになった。ロンドンに帰ってきてみると、彼女がデザインして造らせた一足の靴を彼女の友人たちがこぞって欲しがったことで、ペネロペは靴デザイナーとして本格的にスタートすることになった。
自分自身のブランドを持った今でも、ペネロペは柔軟で自由な発想を大事にしたいと語る。
「わたしたちのロゴには、空中に自分の頭を文字通り放り投げている小さな男性が描かれています。これは、わたしがデザインする思考過程を象徴したものになっています。何もかもが宙に浮いている、つまり創造性は発想を自由に開放したところから始まる、ということなんです」
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