音楽プロデューサーで歌手のファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams, 41)が、自分の蝋人形は「不気味」だと告白した。
「ハッピー」が世界中で大ヒットしたファレルは、自分の蝋人形がニューヨークにあるマダム・タッソー蝋人形館に陳列されるという栄誉を受けた。1日にあったお披露目式で、ファレルは大きな蝋人形を見て取り乱した。
「これだけは言わせてもらいたいが、ここに来て、この人形の近くに来るのは、不気味な感じがするよ」とファレルはエンターテイメント情報サイトET Onlineで語っている。
ファレルの蝋人形は、2014年にグラミー賞を受賞した象徴的な瞬間をモチーフにしている。当時はヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の大きな茶色のハットをかぶっていた。蝋人形もそのハットをかぶっており、ファレルが授賞式で実際に着用した赤いアディダス(Adidas)のレザージャケットも着ている。世界の注目を集めたグラミー賞で選んだ服装が、まさか蝋人形で再現されるとは思ってもみなかったようだ。
「2014年グラミー賞にさかのぼって、『マダム・タッソーに登場するんだって?』と質問されたら、たぶん『いや、もちろんありえない』と答えただろうね」とファレルは話している。
職人たちは写真や映像などを使い、ファレルの特徴を正確にとらえながら4ヶ月をかけて蝋人形を制作した。
ファレルのスタイリングは高く評価されており、2015年度米国ファッション協議会(CFDA)からはCFDAファッションアイコン賞を贈られている。
ファレルの他にも、そうそうたる顔ぶれが同賞を受賞してきた。昨年はR&B歌手のリアーナ(Rihanna)が受賞したほか、過去にはジョニー・デップ(Johnny Depp)、モデルのイマン(Iman)、レディー・ガガ(Lady Gaga)らもこの栄誉を贈られている。
CFDA会長のダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)にとって、今年の選考は朝飯前だったようだ。
「ファレルはクールを体現しています。ルックスとスタイルのセンスばかりではなく、やさしさと寛容さもその一部なのです」とダイアンはファッション業界紙「WWD」で語った。「彼に魅了されない人がいるなんて想像もできません」
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