2010年映画『キック・アス』の主人公役や2012年映画『アンナ・カレーニナ』のヴロンスキー伯爵役などで知られる英俳優のアーロン・テイラー=ジョンソン(Aaron Taylor-Johnson)は、22歳だった2012年に結婚。妻となったのが、24歳年上の映画監督のサム(Sam)だっただけに、当時は口さがないひとたちにとやかく言われたものであるが、その後3年、ふたりはハリウッドにはなかなか珍しいおしどり夫婦として2人の娘さんに恵まれるとともに、アーロンはサムと前夫の間の子供たち2人にもよきパパぶりを発揮しているというのがもっぱらの評判。
「サムと出会った時に、すぐピンと来たんだよ。このひとにぼくの子供を産んでもらいたい、この人と一緒にいたい、結婚したい、ってね」と、アーロンは英版Marie Claire誌で最近も惚気っぱなし。
「どうしても役者になりたいと思ったことはないけれど、父親でいることは幸せだよ」
そんなアーロンとサムは、仕事のほうでも最近絶好調。アーロンは最新出演作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』が来月5月には全米公開(7月日本公開予定)、サムのほうは監督した『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』が全世界で5億ドル(約600億円)の興行収入をあげるというメガヒットになっている。しかし、サムは同映画の続編に関しては降板することを発表している。
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の製作開始前には、同映画のクリスチャン・グレイ役にアーロンが検討されているという報道も一部に見られたが、アーロンはこれを笑い飛ばした。
「いや、とんでもない!ぼくがあの役を演じたら、多くの原作ファンが不満だったと思う。サムもぼくも原作を読んだけれど、彼女がこれを監督するとして、これがぼく向きの役でないことは、ふたりともすぐに分かったからね」と、アーロンは振り返った。
「それで、よかったのさ。ふたりとも、この作品をどうしてもやりたいという感じではなかったけれど、この作品を見事に監督として自分の作品にしあげたサムのことは、もちろん誇りに思う。ぼくが自分でやりたいという役でなかったのは、サムが監督する作品だっただけに逆に気が楽で幸いだった。そもそも、あの役を演じるには、ぼくは少し若すぎる気がするよ!」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。