俳優のデヴィッド・ドゥカヴニー(David Duchovny, 54)にとって、音楽制作は「発見の旅」だったようだ。
デヴィッドは「X-ファイル」や「カリフォルニケーション」など、主にテレビドラマで活躍してきた。しかし近く『Hell or Highwater』というタイトルのデビューアルバムをリリースする予定で、さらにライブコンサートツアーも控えている。
「ライブバンドと一緒にステージに立つことの意味を学んでいるところだ。マイクに近づいて歌うことを」とデヴィッドは米USA Today紙に語っている。「僕にとっては発見の旅だ。観客の前に、自分が色々発見できたらと思っている。あまりショックを受けないようにね」
デヴィッドは5月12日にアルバムをリリースする。収録された12曲はすべて自分で作曲した。新人歌手の多くは曲を聴いてもらうことに苦労するものだが、すでに有名人であるデヴィッドは恵まれた立場にある。
「全国放送のテレビ番組に出演したり、自分もこの業界ではそうだと思っているけど、普通の新人アーティストなら受けられないような注目を集めたりしていることは、十分ラッキーだと思う」とデヴィッドは認めた。
様々な場所で曲のインスピレーションを受けたと明かすデヴィッドは、米NFLの優勝決定戦スーパーボウルの放映中に初めて流れた、ボブ・ディラン(Bob Dylan, 73)が出演したクライスラーのCMを見て、収録曲の1つ「Positively Madison Avenue」を思いついたと告白。ボブの大ファンでもあるデヴィッドは、自分のアイドルがこの曲を良い意味で受け止めてくれたらと願っている。
「ボブがこの曲を耳にして侮辱されたと感じ、何か反応したら悪夢だよ」とデヴィッド。「僕の負けだからね」
デヴィッドは今後、多忙なスケジュールが控えている。先日には「X-ファイル」が全6話の新シーズンとして復活することが発表された。撮影は6月から始まるので、1ヶ月はライブコンサートをする時間がある。その需要があればの話だともつけ加えた。
「(企画・製作総指揮の)クリス・カーター(Chris Carter)に僕の曲を使ってくれと頼み込んでいるところだよ」とデヴィッド。「以前はできなかったからね」
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