スコットランド出身の俳優ジェラルド・バトラー(Gerard Butler, 45)が、『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』の撮影中に「溺れそうになった」アクシデントを明かした。
ジェラルドは撮影の際、自分でスタントをこなすことを信条としている。しかし2012年の同作では、最も危険なスタントシーンの1つを撮影中に問題が発生したという。
「サーフィンの映画『マーヴェリックス』では、世界で最も危険な波に乗る必要があって、その波にのまれてしまったんだ。結果として溺死するところだったよ」とジェラルドはEsquire Middle East誌とのインタビューで振り返った。
ジェラルドは『マーヴェリックス』で伝説のサーファー、フロスティ・ヘッソン(Frosty Hesson)を演じている。フロスティはカリフォルニア州サンタクルーズで世界最大級の波「マーヴェリックス」が出現したことを知り、コーチとして若手サーファーのジェイ・モリアリティ(Jay Moriarity)を特訓する。
ジェラルドはスタントが失敗したことに恐怖を感じたものの、今後の出演作でスタントをやめることはないと力説。しかし、もう少し注意するのは忘れないとも認めている。
「水中で、『そのときが来た、オレは死ぬんだ』と覚悟したのを覚えているよ」
「ときには熱意で我を忘れるのをやめる必要があることを学んだ。スタントにのめりこみすぎないようにね。でも、それも楽しみの一つなんだ」
ジェラルドは『300 <スリーハンドレッド>』や『バウンティー・ハンター』、『エンド・オブ・ホワイトハウス』といったヒット作品に出演してスターの仲間入りを果たした。同誌とのインタビューで、もし役者という仕事が存在しない世界にいるとしたら、どんな仕事をしているか途方に暮れているだろうとも語っている。
「家の中で『なんてムダな人生を生きてるんだ、何かしなきゃだめだ!』なんて思っているだろうね」とジェラルドは語っている。
「仕事のときは大勢のスタッフに囲まれているから、仕事以外では独りになりたいときもあるよ」
「マリブでは周囲に何もない農場で暮らしているけど、すごく気に入っている。もし自分が役者じゃなければ、森林保全の仕事でもやっていたいね」
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