英人気TVドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」が、次のシーズン6で終了することが分かった。
「ダウントン・アビー」は2010年のスタート以来、ゴールデン・グローブ賞、エミー賞、英国アカデミー賞(BAFTA)など数多くの賞に輝き、主演のミシェル・ドッカリー(Michelle Dockery)やダン・スティーヴンス(Dan Stevens)などのスターも生み出した。
まだ人気が衰えない中、製作総指揮のギャレス・ニーム(Gareth Neame)は「ダウントン・アビー」がシーズン6のフィナーレをもって終了すると発表した。
「世界中の数百万人の人々が、クローリー家とその使用人たちの冒険を、この5年間にわたって追い続けてきました。すべてのドラマは終わりが来るのを避けられず、『ダウントン』も例外ではありません。物語がまとまるのが正しく、自然だと感じたとき、またこれほど多くのファンに楽しんでもらえているときに、『ダウントン・アビー』のドアを閉じたいと思っていました」とギャレスは声明で語り、ストーリーがフィナーレを迎えるまでにたくさんのドラマと興奮が待ち受けていると約束した。
クリエイターで脚本家、製作総指揮も兼ねるジュリアン・フェロウズ(Julian Fellowes)もコメントを発表。ドラマがこれまで大成功を収めたことに「驚き」、自身もキャストも想像していなかったと説明した。
「このドラマがなぜ世界中で、国籍、年齢、タイプを問わず、これほどたくさんの人々に影響を与え、心に届いた理由は、自分にも説明できません」とジュリアンは心境を語った。「しかし、わたしたちはこのユニークな経験をさせてもらうことができて、本当に感謝しています。わたしたちのほぼ全員にとって、この作品がこれからもずっとキャリアにおける主要な足跡になるかどうかは分からないですが、もしそうであれば、それは祝福であり、称賛だと思います」
1912年から20年代半ばにかけて展開する「ダウントン・アビー」は、ある貴族の一族と、その周囲で起きる様々な事件を描き、世界中のファンをとりこにした。出演者の多くもその恩恵にあずかり、レディー・ローズ・マクレア役で深い印象を残したリリー・ジェームズ(Lily James)は、ケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)監督の『シンデレラ』でタイトルロールに抜擢された。
シーズン6は年内に放映がスタートする。
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