人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で知られる女優のエミリア・クラーク(Emilia Clarke, 28)が『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に起用されたのは、イギリスで受けた訓練のおかげらしい。
エミリアは『ターミネーター』シリーズ最新作となる同作で、ジョン・コナーの母親を演じている。監督のアラン・テイラー(Alan Taylor)は最新インタビューで、エミリアを起用した理由を明らかにした。テイクとテイクの間で演技を変えないスキルがあるからこそ、エミリアを選んだという。
「しくしく泣いているシーンをやって、『カット』と言った瞬間、彼女はスタッフのほうを向いて、撮影前に言いかけていたジョークを続けるんだ」とアランは米Hollywood Reporter誌に語っている。「アメリカ人の役者にはできない、キャラクターに瞬時になりきることができる」
エミリアは同作でジェイ・コートニー(Jai Courtney)やアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)と共演しているが、2011年から「ゲーム・オブ・スローンズ」で演じているデナーリス・ターガリエン役で最もよく知られている。
しかしエミリアは同じインタビューで、ドラマがこれほど人気になるとは想像もしていなかったとつけ加えた。
「これまで『ゲーム・オブ・スローンズ』がこんなに人気になるなんて思ったことは一度もなかった」とエミリア。「状況を理解するまでに5年もかかったわ。いまだに信じられないくらい」
誰でも知っている有名人の仲間入りを果たしたエミリアだが、出演作は自分で決めているようだ。実際、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のアナスタシア・スティール役は辞退したという。同役はその後、ダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)に決定した。しかしエミリアは辞退を「後悔していない」と話している。
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。