女性ラッパーのアジーリア・バンクス(Azealia Banks, 23)が、「デブで白人のアメリカ人」を激しく非難している。
アジーリアはニューヨーク州ハーレムで育ったが、米国内で大きくなっただけで愛国心が育つわけではないようだ。米Playboy誌との最新インタビューでは、自分が毛嫌いすることに容赦なく怒りを爆発させた。
「この国の全てが大嫌い。デブで白人のアメリカ人とか」と彼女は同誌で怒りをぶちまけた。「アメリカの中央にはびこる、あの本当に太ったアメリカの肉みたいな連中は、人種差別主義者で保守的な、農場で暮らしている白人だわ。Kマートで働き、人種差別主義者のおばあさんがいるティーンエイジャーの娘たち、それこそ本当のアメリカよ」
アジーリアは2011年のデビュー曲「212」でブレイクして以来、歯に衣着せぬ言動で知られる。しかし行動を改めるどころか、自分の発言を訂正するつもりも全くないようだ。
「ええ、あたしは声がでかいし、荒っぽいことも言うわ。それに黒人で、不快な存在よ」とアジーリア。「自分のことを説明してと頼まれることにもイライラする。『音楽活動に集中したらいいのに』と言われると頭にくるの。もし歌えなくなったらどうなるの? そしたらまた1人、イヤミな黒人のビ*チが誕生するだけよ。本当にムカつくわ」
アジーリアにとって、人種は大きな問題であり、声を大にして主張すべきだと感じている。そしてその声が届くまでやめることはない。
「黒人にはこの国をつくった功績に対する補償が必要だし、もっとたくさんの名誉と尊敬に値するわ」と彼女は怒りを爆発させた。
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