若手女優のリリー・ジェームズ(Lily James, 25)は、有名になった今も公の場では目立たない存在のようだ。
リリーは日本でも4月に公開されるディズニーの実写版『シンデレラ』で主役を演じ、一躍スターとなった。2012年に英人気TVドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」に出演し、すでに名前は知られていたが、街を歩いても誰にも顔バレしないという。
「本当に無名なの」とリリーは英The Independent紙に語っている。「かなりカメレオン的なんだと思う。カメラの前と普通のときとは、かなり違って見えるみたい。すごくユニークな顔だったり、強烈なルックスだったりすると、顔バレすると思うけど、自分はそうじゃないわ」
リリーは自分の生活が変わったとはあまり感じていない。『シンデレラ』の世界プロモーションツアーが終われば、ロンドン南東部ペッカムのアパートに戻るつもりだと認めた。しかし突然有名になったことで、自身の存在意義を問う瞬間も何度かあったと告白した。
「今ちょうど、自分の選択に疑問を持って、『どうしてこの仕事をしているの? 本当に好きでやっている?』と自問自答する段階なの」とリリーが胸の内を明かした。
リリーの本名はトムソン(Thomson)という苗字だが、演劇学校を卒業した後で新しい芸名を持つことにした。しかしリリー・トムソンという女優はすでに存在していた。リリー・ジェームズと名乗ることで、時には勘違いされることもあると彼女は認めている。
今の芸名にするしか選択の余地がなかったことについて、リリーは「すごくイライラした」と語った。「でも父の名前『ジェームズ』に変えたの。今ではとても大切に思っているわ」
「ややこしいわ。芝居のチケットを予約したり、ホテルにチェックインしたりするとき、どっちの名前でしたらいいのか分からないし、なりすましみたいに聞こえるから」
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