フロリダ州マイアミにあるラップ歌手リル・ウェイン(Lil Wayne, 32)の自宅で銃撃があったとの通報を受け、警官隊が包囲する騒ぎがあった。
940万ドル(約11億4,200万円)とされる豪邸の中で4人が撃たれたという匿名の通報が非緊急回線に寄せられ、警官やSWAT隊が現場に急行したと地元ニュース局WSVN-TVが報じた。
しかしマイアミ市警の広報官は、これまでにケガ人は確認されていないと語った。
「誰も撃たれていない。ケガ人はいないが、状況を調べている」と広報官は米エンターテイメント情報番組「MTV News」に語った。「銃撃があったという通報を受けたが、それ以上のことは分からない」
リルは銃撃があったとされる時間帯には自宅にいなかったため、ファンはとりあえず安心できるだろうと各メディアは伝えている。
リルが設立したレコードレーベル「ヤング・マネー」の社長も、自分はケガをしていないとTwitterでファンに報告している。
「オレたちはみんな大丈夫だ…。気づかってくれてありがとう」とラッパーでもあるマック・メイン(Mack Maine)は銃撃事件が報じられた直後につぶやいた。
騒ぎに関してリルからのコメントはまだなく、銃撃時にどこにいたのかも不明だ。
しかし11日未明にあったとみられる銃撃のわずか11日前には、自宅付近で複数の怪しい人物が目撃されていた。警察に事情を聞かれたが、逮捕されてはいない。
リルはここ数ヶ月、9歳の頃から契約しているヒップホップレーベル「キャッシュ・マネー・レコーズ」と対立しており、身辺が騒がしくなっている。レーベル側が最新アルバム『カーターV』のリリースを遅らせたことで問題になっているようだ。
「オレは囚われの身で、オレの創造性も同じだ」とリルは12月、ツイートしている。「ファンのみんな、オレのアルバムはリリースされていないし、されることもない。ベイビーとキャッシュ・マネー・レックが拒否したからだ。オレのせいじゃない」
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