女性ラッパーのアジーリア・バンクス(Azealia Banks, 23)が、過去の虐待関係を曲にしている。
率直な物言いで知られるアジーリアは2011年、レイジー・J(Lazy Jay)をフィーチャーしたヒット曲「212」で大ブレイクした。ところが、ようやく初のスタジオアルバムがリリースされたのは昨年末。しかしアジーリアはその間も、ラップ歌手のイギー・アゼリア(Iggy Azalea)とのTwitter上の舌戦など、有名人との対立を繰り返してメディアの注目を浴びてきた。
そんなタフなキャラで知られるアジーリアだが、過去には恋人に虐待されたことがあったようだ。
「『Desperado』という曲? ボーイフレンドにひどく殴られたことを歌っているわ。ここ数年間は正気を失っていて、何度か気が変になったこともある。でもその狂気があったからこそ、このアルバムを作ることができた」とアジーリアは英ES誌で告白した。「17歳のときからこの人と付き合っていた。かなり年上で、離婚したとウソをついてわたしの気を引いた。後になって、これから離婚すると言い出したから、『もう離婚したんじゃなかったの?』と聞き返した。彼と別れてからモントリオールに行って、『212』を書き上げたわ」
この男性との関係はすぐに暴力的なものになり、彼はテストステロンやステロイド、抗うつ剤などを服用していたとアジーリアは振り返った。そして事態は最悪の展開を迎え、彼はアジーリアに手を出したという。
「ケンカをして、彼に殴られた。バカなわたしは(アメリカに)戻ってからもう一度殴られた。だから頭がおかしくなっていたの。あの男のせいで気が狂っていた」とアジーリアは自分の行動を振り返った。
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