英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)のルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson, 23)が、音楽界の実力者を目指す第一歩として、新人タレントのスカウトに乗り出した。
ルイは将来を見据え、エンターテイメント業界で力を持つ存在でいられるよう、自身の会社を立ち上げた。その初仕事は、ソニーが運営する新人コンテストで審査員を務め、未来のガールズバンドを発掘することのようだ。
「ルイはビジネスに抜け目がなく、将来の計画作りに余念がない。ソニーではかなり高く評価されていて、ソニー側もルイを参加させれば最高だと分かっていた」とある事情通が英The Sun紙に語っている。「ルイはオファーをすぐに引き受けた。将来は音楽界の実力者になるプランを持っていて、新人タレントを見抜く目もいい」
ルイは先週末、ロンドンでオーディションに参加し、新プロジェクトを立ち上げた。プロデューサーのサイモン・コーウェル(Simon Cowell)を師と仰ぎ、そのキャリアを見習いたいと思っている。サイモンは2010年、英版オーディション番組「Xファクター」に出演していたルイやハリー・スタイルズ(Harry Styles)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)、リアム・ペイン(Liam Payne)、ゼイン・マリク(Zayn Malik)らを見出した張本人で、その後もワン・ダイレクションを強力にバックアップしてきた。
同紙によると、ルイが「Xファクター」で審査員を務める可能性もあるが、現時点では確認が取れていないようだ。
それは朗報であると同時に、ファンをがっかりさせるかもしれない。最近はワン・ダイレクションの将来に様々な憶測が広まっていて、ゼインはバンド活動に嫌気が差し、ハリーはソロ活動と役者としてのキャリアを目指す準備をしているという。
「ファンをがっかりさせる形か、ワン・ダイレクションの人気が衰えてきた時期にではなく、華のあるうちに去りたいと思っている。脱退後の活動を考えているというのは、ツアー中の公然の秘密なんだ」と別の事情通は昨年、英Heat誌で語っている。
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