英ロックバンド、オアシスの元ギター兼ヴォーカルのノエル・ギャラガー(Noel Gallagher, 47)は、ここ数年で「忠実な牧羊犬」へと変身できたことを喜んでいる。
ノエルはオアシスで名声を得たが、彼の隣には歯に衣を着せずに物を言う弟のリアム(Liam Gallagher)がいた。残念なことに、この兄弟の内輪喧嘩が彼らの音楽よりも有名になり、結局オアシスは2009年に解散した。解散してからというものノエルはすっかり落ち着いて思い悩むことなどないかのようだ。
「オアシス初期の頃の俺を比喩で例えると、火を吹きまくる龍みたいな生活をしていた。それに比べたら今の生活は忠実な牧羊犬みたいなもんだ」とRolling Stone誌に語ったノエル。「24歳で世界一有名なバンドにいたら、ありとあらゆるくだらないことをやってしまうものさ。47歳のソロアーティストも、ク×みたいなものだが、47歳で24歳みたいなことをやっている奴は、どうしようもないカスだ」
オアシスのリード・ヴォーカルはリアムで、ノエルはギター兼ヴォーカルだった。ノエルの歌声はずっと批判されてきたが、彼は気にしてこなかった。ノエルがリスペクトするアーティストたちは同じ問題を抱えていたからだ。
「俺はニール・ヤング(Neil Young)やボブ・ディラン(Bob Dylan)の一派さ。俺の歌声をどう言われようとも気にはしない。ニール・ヤングは世界一の歌手ではないが、彼はニール・ヤングなんだ。それと同じで、ボブ・ディランの「Like a Rolling Stone」のカバーを何度も聞いてきたが、みんなク×だ。理由を知りたいか?ボブ・ディランが歌っていないからだ」とノエルは語った。
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