GLAM Editorial

2015.03.09(Mon)

ケイティ・ペリー、訪れたデンマークの自治区に感銘を受けて自分の自治区を検討中!?

ケイティ・ペリー

 人気歌手のケイティ・ペリー(Katy Perry, 30)は、デンマークの首都コペンハーゲンにあるコミューン「クリスチャニア」を訪れ、自分の自治区を作るアイディアを得たようだ。

 ケイティは現在、「ザ・プリズマティック」ワールドツアーのヨーロッパ公演を敢行中。コペンハーゲンに到着したケイティは、「フリータウン」とも呼ばれ、物議をかもすことも多いクリスチャニアを訪問し、テンションが上がっていた。

 「コペンハーゲンにあるクリスチャニアに行って、将来自分の自治区を作るヒントをもらってきたわ…」とケイティは6日、Instagramに書き込み、落書きされた建物の前に立ち、ゴミを燃やす火で手を温める画像をアップした。「P.S.これは秘密情報よ。シャレも込めて」とケイティは続けた。

 クリスチャニアはかつて軍の所有地だったが、軍が去った後は一般とは違う生活をする場所として知られるようになった。1971年になると、ホームレスやヒッピー、アナーキスト、実業家、革命家といった様々な住民が移り住んだ。デンマーク政府の関連当局は、当時約1,000人が住んでいたとみられる同地区から住民を追い出そうとしたものの、必ず失敗に終わった。

 クリスチャニアではマリファナの売買が公に行われており、デンマーク政府も2004年まで黙認していた。しかし同国の法律とは完全に独立した同自治区のルールでは、強いドラッグに加え、窃盗、暴力行為、不快感を与える衣服の着用、防弾チョッキ、暴走族の色づかいといった、その他の好ましくない行動は禁じられている。

 住民を強制移住させる政府の取り組みにもかかわらず、クリスチャニアのことを成功した社会実験だと見る向きも多い。同地区はデンマーク最大の観光地の1つにもなっており、毎年推定50万人の観光客が訪れているという。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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