英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)のハリー・スタイルズ(Harry Styles, 21)が、「華のあるうちに」グループ脱退を考えていると報じられた。
ワン・ダイレクションは2010年、英版オーディション番組「Xファクター」に各自で出演していたハリー、ゼイン・マリク(Zayn Malik)、リアム・ペイン(Liam Payne)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)、ルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson)らで結成された。
ハリーが脱退するという噂は、しばらく前からあちこちで波風を立てており、また各メンバーもそれぞれスキャンダルに悩まされてきた。
一番最近では、ゼインが豪パースでのコンサート中に突然ステージを去り、ファンに衝撃を与えた。ナイルはゼインが「病気」だと観客に言い訳したが、ゼインは直後に親友でラッパーのウィズ・カリファ(Wiz Khalifa)と遊ぶ姿を目撃されている。ハリーはそれで堪忍袋の緒が切れたようだ。
「メンバーに背を向けたいとは思っていないが、ゼインのパースでの振る舞いは大問題だった」とある事情通が英Heat誌で明かした。「ファンをがっかりさせる形か、ワン・ダイレクションの人気が衰えてきた時期にではなく、華のあるうちに去りたいと思っている。脱退後の活動を考えているというのは、ツアー中の公然の秘密なんだ」
ハリーがメーガン・トレイナー(Meghan Trainor)やスノウ・パトロール(Snow Patrol)のギャリー・ライトボディ(Gary Lightbody)といった他のミュージシャンにも曲を提供していることは広く知られている。
ゼインがスキャンダルを引き起こしたのはこれが初めてではない。ほっそりした体型が健康不安説を招いているほか、昨年にはルイと一緒にマリファナを吸ったり、ドラッグについて語っているとみられる動画が流出した。
当時「Xファクター」で審査員を務め、ハリーらを自身のレコードレーベル「Syco」と契約させたワン・ダイレクションの生みの親サイモン・コーウェル(Simon Cowell)は最近、ハリー脱退の噂があることを認めたが、ワン・ダイレクションは存続するべきだと信じていると話している。
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