ファッショニスタとしても常に注目されてきた、豪出身の人気ポップ歌手カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue、46)。
1980年代からずっと活躍してきたカイリーとあって、彼女がこれまで装ってきたファッションも様々で時代とともに常に変わってきている。
振り返ってみれば、なんであんなものが流行したのだろう?と思うようなルックがその時々にあるのがファッションのいわば宿命で、カイリーの妹で同じくポップ歌手のダニー(Dannii)は、むかし着ていたものの中には思い出すと”吐き気が起こりそう”なものもあると先月語っていたが、姉のカイリーのほうはそこのところはもっと泰然自若としているそうな。
「自分の方はと悪寒まではいかないけれど、思い出すと赤面しそうなものは、たしかにたくさんあるわね」と、カイリーは豪TV早朝トーク番組「Sunrise」において同番組司会者のデヴィッド・コッチ(David Koch)に対して笑いながら語った。
「でも、ある時点ですごく恥ずかしかったものも、いまとなっては『えぇー!あの時はこんなの着ていたのだっけ?何を考えていたのだろう?これが良いと思っていたなんて!』と、ある意味懐かしい気持ちで、人生という自分の旅程旅の一部と思えるのよ」
2000年に発表した『Spinning Around』のミュージックビデオでは、金色(!)のタイトなホットパンツ姿を披露し、他にもコルセットにいたるまで全身ヒョウ柄で押し切ったステージ衣装を着たこともあるカイリーだけに含蓄のあるお言葉である。
これまでのツアーで、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)やドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)などといったデザイナーから衣装の提供を受けてきたカイリーは、彼女の最新”Kiss Me Once”世界ツアーでも、多くの有名デザイナーによる衣装を揃えている。昨年9月英国から始まった同ツアーは、この3月14日にパース・アリーナでの公演から、カイリーの地元オーストラリアでの公演が始まる。
「オーストラリアは広大だから、移動が大変で機材の搬出と搬入が夜遅くなったり朝早くなったりと、わたしのクルーにとってはちょっときつくなるけれど、わたし自身はいつもオーストラリアに帰って来られるのは、いつでもこの上ない悦びなの」
一方のダニーのほうも、むろんファッションが生活の大きな一部であるのは変わりなく、こちらは大手ファッションリテール「Target」とコラボで「Dannii Minogue Petites」と銘打ったラインも立ち上げている。忘れてしまいたいファッション選択もむかしはあったというダニーだが、いまは自分のスタイル選択はしっかり自分自身の手に握り、ひとの意見に左右されないとキッパリ断言しているとのこと。
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