GLAM Editorial

2015.02.19(Thu)

リチャード・ニコル、新たに手掛け出した「ジャック・ウィルス」で若者向けのデザインすることを楽しんでいる!

リチャード・ニコル

ロンドンを中心に活躍し、自身の名を冠したレーベルも持つ英デザイナーのリチャード・ニコル(Richard Nicoll)は、昨年には英国カレッジライフの定番ともいえるファッションブランド「ジャック・ウィルス」(Jack Wills)のクリエイティブディレクターにも就任。今月には、同ブランドでの初のコレクションを発表したが、それはツイードコート、デニムのクロップジャケット、縦ストライプのジャンパーなど、これまで「ジャック・ウィルス」が人気を集めてきた理由である英国のファッション伝統を大事にするスタイルを十分に踏襲したもので、期待を裏切らないものだった。

「このブランドの、英国ファッションに対するいつも若々しいアプローチが気に入っているんだ。だから、こんな大きなブランドで、そのDNAをさらにリフレッシュするというのは、ぼくにとってとても面白い仕事になると思ったんだよ」と、リチャードは英Look誌に「ジャック・ウィルス」での仕事を引き受けた理由を説明した。

「ブランド銘入りのセーターなど、外せない要素もシーズンコレクションに取り入れたよ。伝統的なピースを気軽に着こなしてもらうというのは、ジャック・ウィルスならではの強みなんだ」

「ジャック・ウィルス」好きの女子に、どんなシックなデザインを用意したかと問われたリチャードは、「スマートで遊び心があり、スタイリッシュ」と表現しながらも、決して流行に左右されないものであることも強調した。

今回のリチャードのコレクションの中には、赤色のスリーブなしドレスで、カラーとウエスト周りにマルーン色のストライプのあるものなど、レトロなフィールが強かったものも見受けられた。リチャードとしては、1960年代ファッションと、1990年代の“英国ポップ”風ルックをブレンドして、「ジャック・ウィルス」に新風も少し吹き込みたかったという。

2066年に立ちあげた自身のブランドでの活動も精力的に続けているリチャードだが、より若い世代向けにためにデザインを考えていくという、「ジャック・ウィルス」でに挑戦も大いに楽しんでいるようだ。

「うん、18歳から25歳ぐらいのひとたちの着こなしというのは、すごく興味深いよ。スポーツウェアで培った着こなし感覚を、英国の伝統的なピースとこだわりなくミックスして着こなしているからね。どのピースが一番お気に入りか決めかねるけれど、赤の防水コートなんかは、鮮烈で遊び心があると思っている。ぼくがこれとコーディネイトするなら、ストライプのシャツを下に着て、グレイ色のクロップネックをトップに、色落ちジーンズと行くね」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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