GLAM Editorial

2015.02.10(Tue)

英国アカデミー賞、『グランド・ブダペスト・ホテル』が5部門で受賞!

レイフ・ファインズ&トニー・レヴォロリ

 8日にロンドンで発表された第68回英国アカデミー賞(BAFTA)で、ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』が5部門に輝いた。

 『グランド・ブダペスト・ホテル』の勢いは止まらず、『Nightcrawler(原題)』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、『セッション』など強敵を押しのけてオリジナル脚本賞を受賞した。

 殺人の容疑がかけられたホテルのコンシェルジュが無実を証明するために奔走する同作は、さらにメイクアップ&ヘア賞、作曲賞、プロダクション・デザイン賞にも輝いた。

 『博士と彼女のセオリー』でスティーヴン・ホーキング(Stephen Hawking)博士を演じたエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)も今年のアワードシーズンで強みを発揮し、同じく英俳優のベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)やレイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)、米俳優のジェイク・ギレンホール(Jake Gyllenhaal)、マイケル・キートン(Michael Keaton)ら強力なライバルに競り勝った。

 『博士と彼女のセオリー』は英国作品賞を受賞し、『'71(原題)』、ベネディクト主演の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、『Paddington(原題)』、『パレードへようこそ』、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』などをおさえた。さらにホーキング博士の元妻ジェーン(Jane)の回想録「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を原作とした同作は、脚色賞にも輝いた。

 主演女優賞は事前の予想どおり『アリスのままで』のジュリアン・ムーア(Julianne Moore)に贈られた。同部門にはフェリシティ・ジョーンズ(Felicity Jones)、エイミー・アダムス(Amy Adams)、ロザムンド・パイク(Rosamund Pike)、リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)らがノミネートされていた。

 パトリシア・アークエット(Patricia Arquette)は『6才のボクが、大人になるまで。』で助演女優賞を獲得。レネ・ルッソ(Rene Russo)やキーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)、イメルダ・スタウントン(Imelda Staunton)、エマ・ストーン(Emma Stone)らをしりぞけた。

 『セッション』のJ・K・シモンズ(J. K. Simmons)もゴールデン・グローブ賞と全米映画俳優組合(SAG)賞に続いて助演男優賞を受賞し、演技に自信を感じたのはまちがいないだろう。

 12年間に渡って同じ役者で撮り続けた『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター(Richard Linklater)は、監督賞と作品賞に輝いた。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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