ジェイミー・ドーナン、演じることで別の自分を発見する

英俳優のジェイミー・ドーナン（Jamie Dornan, 32）は演じることが「自己療法」になると思っている。

このところジェイミーはリスクが高い役を演じている。原作が官能小説の映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』では性的に倒錯した大企業の創設者クリスチャン・グレイを、TVドラマ「The Fall」では連続殺人者を演じている。ジェイミーは、そういった暗い役を演じることについて奇妙な開放感があることを認めている。

「それがこの仕事を選んで面白かったところだね」とTime Out London誌に笑いながら語ったジェイミー。

「自分のいろんな面が見えてくる。作品ごとに違う自分に出会うんだ。一種の自己療法みたいなものさ」

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でジェイミーは、ダコタ・ジョンソン（Dakota Johnson, 25）と共演、彼女はクリスチャンに服従する恋人、アナスタシア・スティールを演じている。ファンは官能的なセックス・シーンが見たくてたまらないが、2人にとってそれは当たり前の仕事なのだ。

「そんなに親しくない人たちが部屋の中に何人もいる中で、いやらしいことをしなきゃいけないという環境を受け入れるしかないんだ」と語ったジェイミー。

「身に着けているものが何もないのもつらいところさ」

俳優の前にはモデルの仕事をしていたジェイミー。当時は裸になるのを避けていたという。今は自分でも良さを認めている上半身裸の広告写真も、当時は見ないようにしていたそうだ。

「自分の裸を受け入れられないんだよ。Googleで画像を検索すると裸の写真ばかり出てくるけどね」とジェイミーは笑った。

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は日本を含む多くの国でバレンタイン・デー前日の2月13日金曜日から公開される。

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。