米人気TVシリーズ「ゴシップガール」で知られる女優のブレイク・ライブリー(Blake Lively, 27)は、アメリカ国内で行われている性的目的の人身売買の規模にショックを受けている。
ブレイクは先日、米PBSの新シリーズ「A Path Appears」に出演し、人身売買に反対する「My Life My Choice」を訪れた。同団体はアメリカ国内で若い女性が商業的な性的搾取の被害に遭うのを防ぐことを目的としている。ブレイクはその規模があまりにも大きなことに衝撃を受けた。
「性的人身売買は、どこか他の国の話だと思っていた」と彼女は3話シリーズの第1話の番宣映像で認めている。「アメリカで起きているのを目の当たりにすることは、ありえないと思っていました。これほどまん延している問題だと見抜くことはできません。なぜなら、この子たちは一体どこから来るのか信じられないからです」
ブレイクは同番組で、2011年に交際をスタートした夫で俳優のライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)が当時暮らしていたマサチューセッツ州ボストンを訪れた。先月女児を出産したブレイクは、幼くして人身売買組織に強制され、やがて組織から逃れた若い女性に話を聞いた。
「誰もが自由ではないという事実を、よりはっきりと実感しています」とブレイクは明かした。「すべての子どもたちを一夜にして救うことはできない。でも、この女性たちは子どもたちにもっと教育を与え、もっと賢くするように育てていく。悪循環を断ち切ることができる。女性にとって最も力強いことは、変化の恩恵を受けるばかりではなく、変化を仲介する人となること。My Life My Choiceは災難を逃れた人たちに力を与える、強力な団体です」
同シリーズに参加した有名人はブレイクだけではない。ミア・ファロー(Mia Farrow)やアシュレイ・ジャッド(Ashley Judd)らも賛同し、自分たちにとって大事な問題に取り組んでいる。
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