GLAM Editorial

2014.12.27(Sat)

名女優メリル・ストリープ、女性解放運動が政府の監視を生み出したと指摘!

メリル・ストリープ

 名女優のメリル・ストリープ(Meryl Streep, 65)は、女性解放運動が政府の監視を生み出した理由だと確信している。

 オスカー女優のメリルは1910年代にイギリスで発生し、1918年に英国人女性が投票権を得る結果につながった女性解放運動を描く映画『Suffragette(原題)』に主演している。

 女性解放運動家らは当時、政府からテロリストとして指定されており、メリルは彼女らが要求した変化を政府側が恐れるあまり、監視活動を始めたと指摘した。

 「女性運動のため、政府は警察の監視行動を発明し、こうした集会に参加する女性をスパイするため、史上初めて監視カメラが導入されました」とメリルは米USA Today紙で語った。「この映画はすばらしい作品で、すべてが事実なのです」

 メリルは女性解放運動が主流メディアでほとんど取り上げられないことにショックを受けている。新作映画は世界中の女性にとって大切な問題に光を当てていると信じているという。

 「この歴史が、つい最近の出来事だったのが信じられないほど衝撃的です。市民運動を描くストーリーを、これまで何本観たことがありますか? 女性を描いた映画はこれまでに観たことがないはずです」とメリル。「女性のみなさん、私たちはこの作品を待っていたのです」

 『Suffragette』でメリルが演じるのは、極度の貧困と悲惨な労働条件のため運動に身を投じるエメリン・パンクハースト(Emmeline Pankhurst)だ。ヘレナ・ボナム=カーター(Helena Bonham Carter)、キャリー・マリガン(Carey Mulligan)といったトップスターも出演する。過激さを増す警察行動に対抗し、地下に潜って活動を続けた女性活動家らを描いた同作は2015年に公開される。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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