GLAM Editorial

2014.12.18(Thu)

セス・ローゲン&ジェームズ・フランコ、北朝鮮をテーマとした新作映画のプロモーション活動をキャンセル!

ジェームズ・フランコ

 俳優のセス・ローゲン(Seth Rogen)とジェームズ・フランコ(James Franco)が、最新作『The Interview(原題)』のプロモーション活動をキャンセルしたと伝えられた。

 セスとジェームズは、米CIAによってリクルートされたタブロイド記者が北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺を狙うという同コメディ映画に出演している。同作は各方面で物議をかもしている。先日は製作した米ソニー・ピクチャーズを狙ってハッカー集団がサイバー攻撃を仕掛け、同社幹部らの内部メールが流出する事件が起きた。「平和の守護者」を名乗るハッカー集団が犯行を認めているが、実際にサイバー攻撃をした犯人は不明のままだ。

 ここへ来て脅迫は新たなレベルに到達し、同集団は『The Interview』の上映を予定する映画館に対し、米同時多発テロに着想を得た攻撃を仕掛けると脅迫した、とバイラルメディア「BuzzFeed」が報じた。

 「世界は恐怖で満たされるだろう」と平和の守護者はメッセージを寄せた。「2001年9月11日を忘れるな。あの時間にはこうした場所から距離を置いておくことをおすすめする(もし家が近くにあるならば留守にしたほうがいいだろう)。これから数日間で何が起ころうと、その原因はソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントの強欲さにある」

 このメッセージを受け、セスとジェームズはメディアへの登場をキャンセルすることを決めたと報じられた。情報筋が米Variety誌に語ったところによると、セスとジェームズは米現地時間18日にニューヨークプレミアに出席する予定だという。2人は先週、ロサンゼルスプレミアに出席しているが、メディアの取材には応じなかった。

 米国土安全保障省は芸能情報サイトTMZに対し、911型テロ攻撃の脅迫は信頼度が低いと話している。

 「こうした声明の信頼度を分析しているが、現時点では米国内の映画館に対する積極的な計画を示唆する、信頼に足る情報はない」と同省の広報官が語ったという。

 『The Interview』は12月25日に公開が予定されている。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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