GLAM Editorial

2014.12.17(Wed)

“プラスサイズ定義問題”の渦中にあるマイラ・ダルベシオ、減量を要求された10代の頃が悔しい!

マイラ・ダルベシオ

米モデルのマイラ・ダルベシオ(Myla Dalbesio)は、身長約180cm、洋服のサイズは米サイズ8ないし10(日本サイズだと11~13)とあって、ファッション業界では通常“中間型”と呼称されるボディサイズのモデルだ。そんな彼女は、これまでモデルの仕事において、ふっくらな体型に見せるために服の下にパッドを着用せざるを得なかったことも多いという。しかし、この秋、カルバン・クライン(Calvin Klein)の下着広告キャンペーンに起用された際には、ジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)やララ・ストーン(Lara Stone)など、マイラよりもかなりスリム型のモデルたちに交じり、彼女の“元来の”サイズを明確に見せる機会に恵まれた。マイラの起用は、ファッション業界のひとつのトレンドである、よりプラスサイズの女性客に訴えかける戦略だと受け止められたが、普通に考えればスリムとプラスサイズの間の体型と言えるマイラを“プラスサイズ”として売るファッション業界の体質を疑問視する批判の声があがり、そもそも“プラスサイズ”とは何ぞや?という議論も起こっている。

「そういう批判はつらいわ。わたし自身は、自分がどこにぴったりあてはまるかわからない。どちらにしても誰かを怒らせてしまうようね。わたしは物凄くスリムではないけれど、とてもふくよかで圧巻のボディというわけでもないのよ」と、Yahoo Styleに対して語ったマイラ。

「わたしがみなさんの期待ほどにふくよかでないことに、世間では大きな非難が起きた。『あなたはステキなスタイルしているから文句ないでしょう?』とかとも言われるけれど、米サイズ6や10(日本サイズ9~13)のひとが自分と同じ体型の女性が広告に出ているのを見る必要はないということにならないはずだと思うわ」

16歳の時に出場したミスティーンウィスコンシンの際にモデルエージェンシーの目にとまってモデルになったマイラだが、“中間型”の体型の彼女に対して多くの位円と候補が時には7キロ近く痩せることを提案したという。

「努力したわよ。今となっては、理不尽さを思うと10代だった頃の自分のために怒りを感じる。あらゆるダイエットに挑戦したけれど、どれもうまくいかなかった。神経性大食症に苦しんだ時期さえあったの」

やがて、マイラはパッドを入れてプラスサイズの服を着るモデルの仕事を得るようになった。

「だからといって、“プラスサイズ”のモデルというレッテルを自分に貼られるのもね。『わたし、普通のお店で自分の服を買うのに』と思うもの。ファッション業界のあり方が変なのよ。地方のウィスコンシン州に暮らしていた女の子には理解できないわ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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