GLAM Editorial

2014.12.17(Wed)

セス・ローゲン&ジェームズ・フランコ、ソニーを狙ったサイバー攻撃を批判!

セス・ローゲン

 俳優のセス・ローゲン(Seth Rogen)とジェームズ・フランコ(James Franco)が、米ソニー・ピクチャーズを狙ったサイバー攻撃を批判した。

 セスとジェームズは最新作『The Interview(原題)』に出演している。サイバー攻撃で大量の情報が流出したことを受け、同作の公開を見送るべきだという意見が相次いでいた。

 2人はこうした論争に自身の意見を表明し、「メチャクチャだ」と批判した。

 「このことでオレが言える事実は、最悪なほど奇妙だってことだ」とセスは先日、サイバー攻撃で流出した個人的なメールについて語った。「こんなのメチャクチャだ。みんなが話題にしているし、オレがオレのことを語るのは別にいい。オレは盗まれたものなんて大して気にしちゃいないからだ。大きな視点で見れば大騒ぎすることじゃない。とはいえ、これは盗まれたことに違いはない!」

 『The Interview』は米CIAによってリクルートされたタブロイド記者が北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の暗殺を狙うという内容のため、北朝鮮による犯行だとみる向きもある。しかしセスは同国が実行したという確信が持てないようだ。

 「北朝鮮が犯人だとオレたちに言ってきた人はいない」とセスは認めた。「ある日は『あいつらに間違いない』と思っても、別の日には『あいつらのはずがない』と思う。実行するにはあまりにも高度な技量が必要だからというものあるが、本当のことは分からない…。ただのハッカー集団という可能性もある」

 しかしセスとジェームズは、メディアがこの問題を引き続き報じるのは問題だとも考えている。メディアは盗まれた情報で不当に金もうけをしていると考えているからだ。

 「どうやって映画の公開をやめればいい? 映画は盗まれた。ソニーは法的に映画の公開を見送ることができたが、(この情報を販売してはならないと)法的に言う立場にない」とジェームズは説明した。

 さらにセスは、ソニーがサイバー攻撃を受けたニュース記事がなければ、誰も知らなかっただろうともつけ加えた。そしてそれは窃盗と同じくらいひどいことだと続けている。

 「メディアは盗まれた情報を使って直接金もうけをしている。文字通り、盗まれたものを再販売しているのさ。まるで映画では金を稼いでいないみたいだ。クリックベイト(思わせぶりな見出しでクリックさせること)のようにわいせつだ。本当にひどい。信じられないよ!」

 セスはソニー幹部の間で交わされた不愉快なメールについては擁護し、幹部らの「プライベートな通信」には「全く影響されない」と主張して持論を締めくくった。

 『The Interview』は12月25日に公開が予定されている。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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