GLAM Editorial

2014.12.06(Sat)

ピンヒールの代名詞 ジュゼッペ・ザノッティがスニーカーのデザインにも本格始動!

ジュゼッペ・ザノッティ

イタリア出身のシューズデザイナー ジュゼッペ・ザノッティ(Giuseppe Zanotti)と言えば、彼のデザインした靴を見ればピンヒールのとりこであることが分かるだろう。

エレガントなイブニングシューズの代名詞ともいえるジュゼッペ、愛用者には、歌手のリタ・オラ(Rita Ora)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、ビヨンセ・ノウルズ(Beyoncé Knowles)などのセレブも多く、彼の靴を履いてレッドカーペットを歩くスター達も度々お目にかかる。

そんなピンヒール命のジュゼッペが、ここ数年、なんとスニーカーのデザインを手がけていると、話題になっている。彼が大事にあたためてきたプロジェクトだそうだ。

「これは新しいチャレンジだ。3~4年前からスニーカーのデザインを始めたんだ。まさかこんなことをするとは思っていなかったよ。だって、私はピンヒールのとりこだからね。」

こう語ったジュゼッペはファッション情報サイト WWD で笑みを浮かべている。

自身のブランドを立ち上げたのは1994年、以降ジュゼッペにとって、常に時代の最先端ファッションに適応していくことが何より求められていた。しかしジュゼッペファン達は、この新しい方向転換を早くも受け入れているようで、多くのセレブが彼のスニーカーと共にスポーティーなファッションを楽しんでいる姿がパパラッチされているのだ。

「私はスニーカーをジーンズと同じような感覚でみている。ジーンズというものは、ユニセックスなファッションの中で最も優れた形態のものだ。スニーカーもジーンズもルールが無い、というところが好きだ。」と説明している。

また靴のデザイナーになる前はDJとして活躍していたこともあるジュゼッペは、スニーカーについてこう語った。

「スニーカーは、ロックンロールやヒップホップのカルチャーととても近い存在であることは間違いないし、世界中でファンがいる。私が愛してやまないエレガントなヒールは、常にハイレベルな洗練さが要求されるが、スニーカーはまるでダイナマイト…好きなようにできるんだ。」

ジュゼッペのデザインしたスニーカーは、ゴージャスなヒール同様、メタリックなカラーなどでグラマラスな印象ではあるが、ヒール好きな顧客を遠ざけてしまうかもしれないという不安もあった。しかし、そんな心配はあっという間に消え、メンズシューズのコレクションへ進出するという新たな道を切り開くことになった。

「これまでと違う客層に向けて、ヒール以外のものでこのブランドをアピールできるとは、勉強になったよ。スニーカーのお陰で、私にとって、メンズラインも同様に作ることが大きな意味を持つことだったと、教えてくれたんだ。」

とジュゼッペは語った。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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