GLAM Editorial

2014.11.28(Fri)

パーキンソン病と闘うマイケル・J・フォックス、語ることで病気を克服すべきと訴える

マイケル・J・フォックス

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などで知られる俳優のマイケル・J・フォックス(Michael J. Fox, 53)は30歳のときにパーキンソン病と診断された。現在は自身が設立したチャリティー団体「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」を通じて病気の認識を高める活動をしており、率直に語ることが良い結果をもたらすと確信している。

 「自分の診断を公表したことは、大きなチャンスと名誉になっている」とマイケルは朝の情報・ニュース番組「The Today Show」でライアン・レイノルズ(Ryan Reynolds)との共同インタビュー中に語った。

 マイケルは身体疾患について沈黙することを選んだ人々に同情する。しかし将来的には、パーキンソン病に関する新たな対話の場を作ることに力を注いでいるという。

 「(パーキンソン病は)進行性変性疾患で、『これからの人生で関わってくるのは確実』なんて言えないし、それに病気という負い目も感じている」とマイケルは1998年に病気を公表するまで7年もかかった理由を説明した。

 『グリーン・ランタン』などで知られるライアンは、父が20年前から同じ病気で苦しんでいるだけに、パーキンソン病には個人的な思い入れがある。しかし父は病気についての経験をあまり語ろうとしないようだ。

 「(父は)かなりプライドの高い時代を生きてきた。あまり語ろうとしないんだ」とライアン。「でも、1度か2度だけはっきり語ったことがあるかもしれない。この病気で苦しんでいながら、闘病をあまり表に出さない家族がいることの面白い点のひとつは、支援を求める刺激をみんなに与えていることかもしれない。それは奇妙なやり方で僕の家族の絆を深めた」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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