ラップ歌手のジェイ・Z(Jay-Z)とカニエ・ウェスト(Kanye West)が、アイルランド出身の歌手で慈善活動家のボブ・ゲルドフ(Sir Bob Geldof)に刺激され、大規模なチャリティーコンサートを計画しているという。
ジェイ・Zとカニエはこのイベントに音楽界のトップスターを結集し、エボラ出血熱に苦しむ人々を支援する寄付を集めるのを目的としているようだ。
ボブは今週、スコットランド出身の歌手ミッジ・ユーロ(Midge Ure)と共に記者会見を開き、エボラ救済で寄付を集めるため、有名歌手を集めて1984年にバンド・エイドが発表したチャリティーソング「Do They Know It’s Christmas?」の最新バージョンを制作すると_発表した。
「ジェイ・Zとカニエはイギリスで起きているチャリティーシングルのことを知り、アメリカも行動を起こすべきだと決めた。そこでコンサートを主催して出演し、その収益をエボラの犠牲者に寄付することを計画している」とある事情通が英Daily Star紙に語っている。「もちろん(ジェイ・Zの妻で歌手の)ビヨンセ(Beyoncé)も出演するが、アメリカのビッグスターにも出演を依頼している」
ボブの今回のプロジェクト「バンド・エイド30」ではアデル(Adele)、ワン・ダイレクション(One Direction)、エド・シーラン(Ed Sheeran)らがアンサンブルソングとなる同曲のレコーディングに参加する。オリジナルの「Do They Know It’s Christmas?」は1983年から1985年にエチオピアを襲った飢饉で苦しむ人々を支援するためにリリースされた。
大西洋の向こう側では、ジェイ・Zとカニエがトップクラスのスターの参加を検討している。
「リアーナ(Rihanna)やケイティ・ペリー(Katy Perry)、ニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj)、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)らがトップ候補にあがっていて、今はスケジュールの調整中だ。みんな乗り気になっている」と事情通が明かした。「かなり大きなプロジェクトになるが、その狙いは地球最大のものにすることだ」
「ジェイ・Zとカニエはエボラの拡散に脅威を感じていて、阻止するために全力で支援したいと思っている。バンド・エイドとは違ったものをやりたがっていて、コンサートが良いアイディアだと思った。みんなもあの2人のバックアップがあれば、注目を浴びると分かっている」
一方、バンド・エイド30の曲も、アメリカのトップスターとヨーロッパの歌手による異なる2バージョンがリリースされるようだ。
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