GLAM Editorial

2014.11.10(Mon)

俳優のロビン・ウィリアムズさん、死因は自殺と判定

ロビン・ウィリアムズ

 『ミセス・ダウト』などで知られ、誰からも愛された米俳優のロビン・ウィリアムズ(Robin Williams, 63)さんの死因が公式に自殺と判定された。

 ウィリアムズさんは8月11日、カリフォルニア州ティブロンの自宅で遺体で発見された。捜査員は翌日にコメントを発表し、仮報告書でウィリアムズさんが自殺したとみられると明かしていた。

 マリン郡検視課は7日、米CNNに寄せた声明で調査結果を公表した。報告書によると、ウィリアムズさんの体内からはアルコールと違法ドラッグは発見されなかったものの、「治療濃度」レベルの処方薬が見つかったという。

 マリン郡保安官事務所のキース・ボイド(Keith Boyd)警部補は8月の報告書で、ウィリアムズさんがうつで治療を受けていたと証言している。

 ウィリアムズさんは3人目の妻スーザン・シュナイダー(Susan Schneider)を残して亡くなった。元妻のヴァレリー・ヴェラーディ(Valerie Velardi)とマーシャ・ガルセス(Marsha Garces)との間には成人した3人の子どもを授かった。

 スーザンはウィリアムズさんの死後に声明を出し、夫が様々なトラブルで苦しんでいたことやパーキンソン病で闘病していたことを明かした。

 「ロビンは禁酒と禁ドラッグを守っており、うつ、不安症、そして初期段階のパーキンソン病で闘病生活を送っていましたが、このことについて公表する心の準備はまだできていませんでした」とスーザンは当時、米エンターテイメント情報サイトDeadlineでコメント。また、「夫に人生で感動を与えてもらった数百万の人々から寄せられた、あふれるような愛情と尊敬の気持ち」に感謝した。

 「3人の子どもたちに加え、夫の最大の遺産は、他の人たち、特に個人的な問題で苦しむ人たちに与えた喜びと幸せでした」とスーザンは続け、ウィリアムズさんの奮闘を公表することで、似たような状況に苦しむ人たちの助けになればと願っているとつけ加えた。

 「…ロビンは人生の多くの時間を、他の人たちに手を差し伸べることに使いました。舞台や映画、テレビで数百万人の人を楽しませる一方、戦場の兵士や病気の子どもを励ましてきました…。ロビンは私たちを笑顔にし、恐れを少しでも取り除きたかったのです」とスーザンが続けた。「ロビンが悲劇的な最期を遂げた今、ほかの患者さんたちが、それぞれ闘病している問題で必要とするケアと支援を求める力を見いだし、恐怖心を和らげることができたらと願っています」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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