米女優のリンジー・ローハン(Lindsay Lohan, 28)が、「体調不良」で英ウエスト・エンドでの舞台を2公演キャンセルしたことが分かった。
リンジーは現在、ロンドンのプレイハウス劇場で米劇作家デヴィッド・マメット(David Mamet)の舞台「スピード・ザ・プロウ」に出演している。しかし『ミーン・ガールズ』などで知られるリンジー見たさにチケットを買ったファンは、彼女が一時的とはいえ代役に取って代わられたことでがっかりするだろう。
「みんな本当にごめんなさい。でも体調が悪すぎて出演はムリ。ノックアウト状態なの」とリンジーは29日、Twitterでつぶやいた。「医者に休むように言われた。今夜の舞台には出られないけど、どうか楽しんで」
9月24日に開幕して以来、リンジーが出演を取りやめるのは初めて。これまで彼女をプロらしくないと批判してきた向きの間で物議をかもすのは間違いないだろう。
リンジーは以前、今回の舞台は信頼を取り戻すものにしたいと意気込みを見せていた。
「基本、失ったもののために闘うという考えが好きなの」とリンジーは最近、英The Telegraph紙で語っている。「多くを失ったわ…それが何なのかと言えば…『尊敬』という言葉じゃないと思う。世間の『信頼』だわ。それを取り戻したいの」
リンジーは同舞台で、以前はマドンナ(Madonna)が演じたこともある秘書のカレンに扮している。映画業界の内幕を描く同作には、ナイジェル・リンジー(Nigel Lindsay)とリチャード・シフ(Richard Schiff)も出演している。
リンジーはここ数年、リハビリ治療を受けたり、奇行を繰り返したりするなどのトラブルを連発してマイナスイメージが染みつき、キャリアに傷がついた。これまで「スピード・ザ・プロウ」では週8公演をこなしており、仕事への態度についても不満はほぼ皆無だ。さらに多くの演劇批評家もリンジーの演技に感銘を受けているという。
「衝撃的なニュース:リンジー・ローハンも少しは演技ができる」と英Times紙で劇評を担当するドミニク・マクスウェル(Dominic Maxwell)は開幕当初、こう評した。
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