GLAM Editorial

2014.10.28(Tue)

エマ・ストーン、ミュージカル「キャバレー」を辞退した理由は「殺人的な」スケジュールだったと明かす

エマ・ストーン

 『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどで知られる人気若手女優のエマ・ストーン(Emma Stone, 25)が、当初ブロードウェイミュージカル「キャバレー」への出演を辞退した理由を「殺人的な」スケジュールだったと告白した。

 エマはサム・メンデス(Sam Mendes)とロブ・マーシャル(Rob Marshall)が手がけるリバイバル版「キャバレー」で、来月はじめからミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)に代わって主人公のサリー・ボウルズ役で出演する。エマは当初から制作側にとって意中のキャストで、出演にも同意したが、他の作品との両立が難しいと感じたため辞退することにしたようだ。当時はウディ・アレン(Woody Allen)監督の最新作『Magic in the Moonlight(原題)』と『アメイジング・スパイダーマン2』の撮影に加え、他複数の作品も同時進行中だった。

 「つらい決断だった。ブロードウェイでサリーを演じるというアイディアにさよならを言わなくちゃいけなくて、すごくイライラした。本当に苦しかった」とエマは米The New York Times紙で心境を吐露している。

 「スケジュールを見ると、東京から朝の便で到着して、その日の午後のマチネー公演に出るのに十分な時間がある日もあった。こんなスケジュールだと、サリーを演じる夢が悪夢になってしまうと気づいた。両立できないものを無理にねじこむような感じがした。でもできると自分に言い聞かせて、周囲も実現させたいと思っていた。みんなが親切にしてくれているときにノーと言うのは難しい。でも『殺されちゃう』と思う自分もどこかにいた」

 エマの過去の体験も出演をためらわせていたようだ。2010年のコメディ『小悪魔はなぜモテる?!』でブレイクしたエマは、当時乳がんの闘病中だった母の看病と撮影の両立に苦しんだことが記憶に残っているという。

 「『小悪魔はなぜモテる?!』にはどうしても出たかったけど、母の病状が本当に悪くて、2ヶ月間の撮影中はアリゾナに戻れなかった」とエマが振り返った。「当時は20歳で、大好きな作品で仕事をしていたけど、夜は眠れないし、全力で仕事に向き合っていた。本当につらかった」

 エマはエムシー役のアラン・カミング(Alan Cumming)との共演で、11月11日から2015年2月1日までブロードウェイで「キャバレー」の舞台に立つ。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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