18.08.20(Mon)

【女子のケモノ道】vol.14 THINGS TO DO FOR 44TH BD.

宮坂 淑子

宮坂 淑子 フリーランスライター

1974年生まれ。ロッキングオン「H」、「ELLE ONLINE」編集長、「VOGUE GIRL」編集長を経てフリーランスに。日々世界のトレンドを追いかけるミーハーだけが取り柄の44歳。

間も無く44を迎えます。

そうか。うーん。何を書こうかな……といろいろ思いあぐねてみたのですが、ふと気づけばブログを書き始めてちょうど10年になることに気づきました。

ELLEgirl→ELLEONLINE→VOGUEGIRL→VOGUE→GLAM

と媒体を変えながら、細々と書き連ねてきた日記も、そうか気づけばそんなに経っちゃったか。という感じ。

実は私、過去の自分の原稿を読み返すことは殆ど無いんです。というか無くなりました。

以前は、もっと面白い原稿を! もっと進化した原稿を! とか考えては、前のブログをしょっちゅう読み返していたのですが、ここ3年くらいで、その気持ちがなくなりました。きっとその......ちょっと大人になったから? 

40になる頃までの原稿って、常に「仕事も、おしゃれも。くらしも。もっと! もっと! もっと! いつだってなんだってまだ足りない!」という底なしの欲望と、それを上回る人並み以上に抱えまくったコンプレックスとのカオスから構成されていたように思う。し、その渦巻き方がハンパなく、「ほんと書かなきゃやってらんないよ」くらいにいろんな気持ちを持て余していたんだと思うんです。

それを「老け込んだ」と捉えるのか否かは自分では良くわかりませんが、今はとにかくひとつずつ、丁寧に編集という作業と原稿に向き合いたいということ(別に前が向き合ってなかった訳じゃないす。もっともっとゆっくりになったという意味で)。そして、こんな時代だからこそ、自分の書いたもの一字一句が世の中に出て、自分の知らない方々に見ていただくということの重みと恐ろしさを改めて感じています。若い頃っておっそろしいくらいに、ぶっ飛ばして書いてましたからね~。だから読み返すのが怖いってのもあるんですけども。

相変わらず、ミーハーだし、おしゃれも、買い物も、読書も、音楽も大好きです。けれど、以前のように狂ったように買って、鬼のようにコーディネートを考えて、とにかく聞きまくって読み書きまくって。というよりは、自分の好きなプレッピーなまんまでいんじゃない?  ゆっくり何度もその1冊を読めばいんじゃない? 数は少なくても、大事な友達ときちんと向き合えればいんじゃない?的な変化でしょうか。人生折り返してどこかで「足る」を知るようになってしまったのですよね。

この仕事をしていると、ほんとーうにおしゃれで、ほんとーうに素敵な人にたくさん会えるのですが、私がズキュンとやられる人って、自分のスタイルを持っていて、人間的に魅力がある人という共通項があるんですね。それは作家の佐野洋子さん然り、映画監督のソフィア・コッポラ然り、同じく映画監督でアーティストのマイク・ミルズ然り。かつてレストランでたまたま横になった大好きなキム・ゴードンなんて、普通の洋服着ていてロックでしたからね。衝撃!

私もそんな素敵な人になりたいなあと、こころの底から思います。

プライベートでは去年から今年にかけて大きな出来事が続き、本当の意味での人生の転機を迎えました。今ようやく凪の時期を迎え、自分のなかの新しいフレームが構築されつつある感じがします。なんとなく、作るページ、紡ぐ原稿、スタイリング。ほか、そんな自分の変化をゆっくりと綴っていければと思う43の終わりです

今回はなんとなく、しんみりしちゃったので、最後はいつものミーハーネタで〆ておきますね~4649です!

44の誕生日プレゼントFOR ME. 色々迷いましたが、「地に足つけてやってこうじぇ」って意味でNIKE IDで大好きなブルーをアレンジしたスニーカーをつくってみました。あとは最近PEGGY GOUが着ているのをみて買っちゃった、032CのTシャツ。これにステラ・マッカートニーのシンプルなネイビーとかベージュのトラウザーを合わせてます。(誕生日前にすでにもう着まくってる)。

自分が落ち着いたって、バッグの中身までは落ち着かねえ!(すみません)。自分内ニューフェイス。アニヤ・ハインドマーチの携帯ケースとポーチ。カスタマイズ&ビスポークしてネオンでギンギンです。毎日気持ちがすっごいあがる。あともうひとつの携帯には、10匣TENBOXのステッカーをドカンと。

最近のちょっと自慢。私の大好きな「チーム未完成」に似顔絵を描いてもらいました〜。しかも、コラージュ付き@TOKYO ART BAZAAR 。こういうところに行くと、若者たちがつくるZINEにどきどきしてしまう。変なバイアスかかってないから、大胆な編集をしてあって、こっちが勉強になりやす。

では次回は44を迎えた頃にまたお会いしましょう。